言葉を厳選してみたよ！ ２３
こんにちは！ふくカエルです（ふくカエル＠知恵カエル）。
ご訪問いただきましてありがとうございます！
今回の勉強のテーマは、
「第７章 成功について、第８章 人生について」
「言葉を厳選してみたよ２２１～２３０」
についてです。
教科書は、バルタザール・グラシアン先生（これからは、バル先生と呼びますね）「賢人の知恵」です。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全２４０テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
今回も、今まで勉強した各テーマを復習をしたいと思います。
バルタザール・グラシアン先生（ここから先は、バル先生と呼びますね）の「賢人の知恵」のテーマごとに、
ふくカエルが、独断と偏見で、「これだ！」と思った「バル先生の言葉」を選びました。
その言葉に対して、自分の考えをお伝えするというスタイルにしてみました。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
第８章は最後の章です「人生について」です。
このテーマは、今まで勉強してきた各章の総まとめとして、考えることもできます。
総まとめような感じのテーマがあげられています。
読む人の、置かれた状況によって、それぞれ意味あいが変わってきます。
ふくカエルが、手元に置きたい書物である理由のひとつです。
２２１ 油断しない
バル先生の知恵は？
いつも心身ともに準備万端の状態にしておくこと。
【根拠はこれなの】
運命は寝ている間にそっと忍び寄り、
何もかもめちゃくちゃにすることがある。
ふくカエルの私見kerokero
ふくカエルは、いつも食べすぎたときに、このテーマを思い出します。
油断したなあと思うのです。
明日の朝、パンパンの顔で人と会わなくちゃ、いけないのが情けないからです。
これは、背中がむくんでいるのね。
うふ。
自己管理ができていないことが、見た目でダイレクトに伝わるからです。
いつでも、準備万端で、ダッシュできるように整えておくことは、本当に大事だなあとつくづく思います。
たしかに、いつもいつも、「頭」も「心」も「外見」も整えておくのは大変です。
でも、意識しているだけでも、油断しないようになります。
これも、毎日の積み重ねかもしれないです。
そう思うのです。
いつも、寝る前は体重計に乗ってみるのね。
うふふ。
２２２ 鳩と蛇の生き方を学ぶ
バル先生の知恵は？
鳩のように無邪気なのも結構だが、
ときには蛇のような鋭敏な狡猾さも必要だ。
ふくカエルの私見kerokero
学校では、絶対に「ずる賢くなること」を教えてくれません。
でも、生きていくと、
「ずる賢くなること」は、人生において必要であることが、だんだんと分かってきます。
バカ正直に、誠実に生きていくと、人に利用されるばっかりに気がつくからです。
人に利用されるばかりじゃないです。
もっと悪いことは、
バカ正直に、誠実をモットーに生きていくと、自分で自分の身を守れないことです。
自分にも、他人にも、ウソがつくことができなくなるからです。
自分の身を守れない「バカ正直」や「誠実さ」は有害です。
あまり自分を「正直」「誠実」という言葉に縛り付けないほうがいいです。
こだわっている人は、ちょっとだけでもいいので、ここで立ち止まってみてください。
「どうやら、人に利用されそうだな」
「苦しいなあ」
と思ったら、
- いやらしい人から身をかわす
- だまされるフリ、利用されるフリをする
- 逆にだまして、すぐに逃げる
という「ずる賢さ」を身につけたほうがいいです。
このような「ずる賢さ」は、「よき人」としての許容範囲内です。
ふくカエルはそう思います。
「正直」「誠実」は
あなたの愛する人だけで
いいのです。
２２３ 財産より名誉を選ぶ
バル先生の知恵は？
財産より名誉を選ぶ。
【根拠はこれなの】
財産は消えてなくなるが、
評判は一度手にしたら永続する。
ふくカエルの私見kerokero
財産は、いずれ消えてなくなります。天国に持っていけません。
けど、名誉は消えてなくなったりしません。
どんなに年月が経っても、たとえ天国に行ったとしても、消えることはないです。
人々の記憶として語り継がれていきます。
素晴らしい人がいたという「足跡」だからです。
なのですが、名誉って滅多に手に入れることができないものです。
誰もが、「歴史の教科書」に出てくるような人物になれないからです。
もし、名誉を手に入れるチャンスが到来してきたら、そこは財産より名誉を選んだ方がいいです。
目先の利益に転びやすいのが人間なのですが、あらかじめ、迷いを断ち切っておくのがいいかもです。
「あたしは、名誉をとるよ！」と常日頃から宣言しているといいかもしれないです。
人は、「守るべき家族」や「子孫」ができると、
とたんに、「名誉というものは大切なものだ」と気づくようになるらしいです。
２２４ 逆境に立ち向かう
バル先生の知恵は？
人生の危機に直面したとき、一番頼りになるのは勇気と不屈の精神だ。
【根拠はこれなの】
自分の弱点を強化すれば勝者になれるかもしれない。
ふくカエルの私見kerokero
何をやっても、何をしても、
ダメな方へ、ダメな方へ向かっているようなときに、
とったほうがいい秘策があります。
「勇気」と「不屈の精神」を思い出すことです。
「勇気」とは、逆境に立ち向かう勇気のことです。
「不屈の精神」とは、へなちょこにならない気持ちのことです。
「自分は弱っちい奴ではない」
「あきらめる奴じゃない」
「なにくそ！」
と硬く心に誓う事です。
「ひょっとしたら、いけるかもしれん」
と失望を希望に変えることで、自分の中に化学変化がおこります。
もう、バチバチ音だして変化します！
この時点で、もうすでに「自分の弱点」は「強み」に変わっています。
この「強み」は、今後の自分を支えることになります。
「悲しみ」を経験するほど、人は強くなれるという言葉は真実なのです。
あなたが、今、悲しみにくれているのなら、強くなるチャンスかもしれないと思って、踏ん張ってください。
でも、本当につらくなったら、どうぞ逃げてね。
あっ！違う、逃げるんじゃないです。
「正しい場所」に移動してね。
「勇気」と「不屈の精神」で乗り越えてください。
乗り越えた壁の向こうの景色は、今とは全然違う景色です。
２２５ 急がない
バル先生の知恵は？
物事をしっかりと味わうには、
一度にひとつずつ味わうこと。
【根拠はこれなの】
楽しみはゆっくりと味わうべきだから。
ふくカエルの私見kerokero
自分の「人生の営み」の中には、急いでやるものと、ゆっくり過ごすものがあるみたいです。
急いでやるものは、仕事です。
急がず、ゆっくりと時間をかけるものは、
- 人とのかかわりあい
- 自分の知性や才能を磨くこと
などです。
将来、後悔しないように、ひとつひとつ、急がずにゆっくりと噛みしめて味わってみます。
感謝の気持ちとか、粗末にしない気持ち、大切に思う気持ちが、ふつふつと湧いてきます。
大事な時間を過ごすことは、「この世に生を受けたもの」が持つ「特権」だと思うのです。
２２６ 楽しく過ごす
バル先生の知恵は？
実際問題として、
楽しむことほど大切なことはない。
【根拠はこれなの】
本当の意味で人に与えられているものは時間だけで、
しかも貧富に関係なくみんな平等に与えられているのだ。
ふくカエルの私見kerokero
人生で、一番大切なことは「楽しむ」ことだそうです。
昨今、アンチエイジングじゃ、テロメアじゃ、なんじゃかんじゃと言われています。
そうは言っても、人間に与えられてた時間には限りがあります。
仙人さまのようにずっと生きながらえることはできません。
だとしたら、人生の最期から逆算して、残りわずかな時間を大切にしたほうがいいです。
自堕落な生活に時間を費やすのはもったいないです。
自分の人生なのに、他人に踏みにじられたり、精神の自由を奪われたりするのは、やっぱりおかしいです。
幸いにして、「楽しむ」ことを許されている社会にいます。
この現状に感謝して、自分が主体となって、
自分の人生を「楽しむ」ことで、充実させたほうがいいです。
ねっ！
２２７ ほどよく協調する
バル先生の知恵は？
最近ではごまかしの一切ない人生を送ることは難しいようだが、
ずる賢く生きるよりは配慮して生きるほうがいい。
ふくカエルの私見kerokero
協調性って、いろいろとむずかしいです。
なんでもかんでも協調すると、お人好しになってしまいます。
いやらしい人から利用されたりします。
かと言って、なんでもかんでも拒否すると、今度はひねくれ者と評されます。
だんだんと人が離れていきます。
なので、ここは、ほどよく協調するのがいいです。
ほどよくとは、
良識をもって「落としどころ」を探る
ことです。
こうやって、「落としどころ」を探って、ほどよく協調していると、
お人好しにも、ひねくれ者にもならずにすみます。
なによりも、自分の中に軸が１本通るので、ブレない自分になります。
これはいいです。
「協調性」と「排他的な仲間意識」の問題で、悩んで、苦しんでいる人って多いですもの。
「お互いが譲りあって、調和していこうとする」ことと
「仲間外れにする」ことは
本当に、微妙な「ねじれた空間」を生み出します。
「ねじれた空間」では、自分の軸を１本持っておくと、生きやすいです。
２２８ 平穏に生きる
バル先生の知恵は？
自分も生き、他をも生かしめよ。
【根拠はこれなの】
心穏やかに生きる人は、
長生きできるばかりか、
日々の生活を制する力を持つ。
ふくカエルの私見kerokero
平穏に生きる人は、長生きできるそうです。
そして、平穏に生きる唯一の方法は、他人事に口をはさまないことです。
もちろん「今、何が問題になっているのか」には注意を払っておくのがいいです。
でも、積極的に首を突っ込んで、「あーじゃ、こーじゃ」と他人の問題をかき混ぜないことです。
その人にとっても迷惑な話です。
自分と無関係なことに関心を寄せるのでなくて、自分の問題を解決できるように努めるのがいいです。
ここは、「他人事に興味ばかり持つ自分」を
ちょっと外から見てみるのがいいかもしれないです。
「人恋しくて、悲しい自分」が、見えてくるかもしれません。
首を突っ込むのは、本当に自分のアドバイスを欲している友人だけにしておくのがいいです。
まず、自分自身にアドバイスです。
気持ちよく毎日を送るために、自分を愛してみます。大切にしてみます。
そうすると、自然と平穏に生きていけます。
他人の問題を大きくするトラブルメーカーになることもなくなるので、
他人も平穏に生きていけます。みんなストレス少なくなります。
２２９ 徳を持つ
バル先生の知恵は？
魂の本質は日常のふるまいに反映される。
【根拠はこれなの】
正しく送る人生は長く充実している。
ふくカエルの私見kerokero
「徳」を持っている人は長生きできるそうです。
ところで、「徳」ってイメージしにくいのですが、バル先生は次のように言ってます。
「徳」とは、善いことをしたときに、もらう「ごほうび」のことです。
「不徳」とは、悪いことをしたときに、受ける「罰」のことです。
たしかに、悪いことばかりして、「罰」ばっかり受けていたら、
ストレスがたまりまくって、はやく天国にいっちゃうかもしれません。
うっ？
そもそも、
悪いことばかりして
「天国」に行けるのかな？
「ごほうび」がもらえるように生きるって大事です。
「ごほうび」は、神さまがくださるものだけじゃないです。
あなたの周りの人達からも、いただけちゃいます。
もちろん、自分で自分に「ごほうび」もＯＫです。
もし、あなたが、毎日の生活において、
優しくしてもらったり、
温かい気持ちになれたり、
感謝してすごせるようになっているのなら、
「ごほうび」をもらってますよ。
よかったですね。
うふふ。
２３０ 愛情に執着しない
バル先生の知恵は？
愛され、かつ敬われることが望ましいが、
尊敬を失うまいとして愛されることに執着しすぎてはいけない。
【根拠はこれなの】
度を過ぎれば侮りのもと、というわけである。
ふくカエルの私見kerokero
愛情に執着すると、厚かましくなってきます。
「愛されている！」なんて変に自信を持つと、傲慢になって、
相手のことをもっと服従させようとします。
さらに、もっと気に入ってもらおうと
「自分の愛情」を相手に押し付ける暴挙に出ることもあります。
本当に、どれも不正解だからねっ！
愛情が深まるにつれて、敬意が薄れていく「落とし穴」にハマってます。
自分が、どれだけ相手を愛しているかを伝えて、相手に理解を求めるのじゃないのです。
正解は、
自分が、相手をどれだけ理解しているのかを自分に自問自答することなのです。
あなたは、今のパートナーを理解してる？
パートナーは、あなたの道具じゃないよ。
ちゃんと感謝して、いたわりあうのがいいよ。
恋愛ゲームだけをしたい人は、あっちにいってね。
まとめてみたkerokero
- バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」
- 第７章「成功について」
- 第８章「人生について」
- ２２１テーマから２３０テーマの言葉を厳選してまとめてみました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、バルタザール・グラシアン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』によりました。
