言葉を厳選してみたよ! 7
こんにちは!ふくカエルです(ふくカエル@知恵カエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回の勉強のテーマは、
「第2章 駆け引きについて」
「言葉を厳選してみたよ61~70」
についてです。
教科書は、バルタザール・グラシアン先生(これからは、バル先生と呼びますね)「賢人の知恵」です。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全240テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
ただ今、240テーマある中で、172テーマを終えました。
残すところあと、68テーマ(たぶん?)になりました。
ここまで来れたのも、皆さんのおかげ様だと本当に感謝しています。
ここで振り返って、今まで勉強した復習をしたいと思います。
バルタザール・グラシアン先生(ここから先は、バル先生と呼びますね)の「賢人の知恵」のテーマごとに、
ふくカエルが、独断と偏見で、「これだ!」と思った「バル先生の言葉」を選びました。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
61 風向きを調べる
バル先生の知恵は?
ことを乗り出す前に、それがどのように受けとめられるか考えてみよう。
【根拠はこれなの】
やろうとしている新しいことが安全だと確信できれば、新たな自信が得られて、さらに元気づけられるはずだ。
ふくカエルの私見kerokero
人生の風向きは目に見えないのです!
目を無理やり見開いても、ゴミばかり入ってきます。
目が痛いだけです。
でも、「自分で人生の風をおこしてやる!」とここ一番に決めたときは、風向きを調べたほうがいいようです。
どんなにゴミが入ろうとも、目が痛くてもです。
まず、「今、本当に乗り出しても大丈夫なのか!」の安全確認をします。
このときは、どうしても「自分は大丈夫!」と自信過剰になるので、人にちゃんと分析してもらうのがいいです。
それも、引き返せるうちがいいです。乗り出してしまって、もう引き返せなくなってから・・・は遅いです。
白紙撤回しても、誰も迷惑がかからないうちにです。これがコツ。
62 利口さを隠す
バル先生の知恵は?
人に疑われないよう、そつのなさは隠しておこう。
【根拠はこれなの】
敬遠され軽蔑されるかもしれないからだ。
ふくカエルの私見kerokero
利口さって、「尊敬される利口」と「敬遠される利口」があります。
「敬遠」されるのは、そつのないことを「出し抜かれた」とか「裏切られた」とか思われるからです。
挙句の果てには、「ずる賢い」と思われ、「嫌悪」されちゃうのです。
こうなったら、もう仕方ありません。
「敬遠される利口さ」を隠す「利口さ」を発揮しましょう。
そうするのが、1番の「お利口さん」なのです。
自分の人生を「そつなく過ごしたい」と思うこと自体は、悪いことではないと思います。
その人の生き方は自由なのですから。うん。
63 平静さを保つ
バル先生の知恵は?
自重する心を持とう。
どんなときでも激情に流されてはいけない。
【根拠はこれなの】
感情が強く揺さぶられるようなときでもバランスを保てることが、本当に偉大で気高い人の証しだ。
ふくカエルの私見kerokero
激情は精神のバランスを崩します。
「だった、だっだ、あ~」と音をたてて崩れていきます。
精神のバランスが崩れているので、言葉も暴走します。言葉で人に噛みつきます。
なのでこうならないように、日頃から平静さを保つように努めています。
でも、
「はい!明日から平静な人になる!」
なんてことはできません。
平静さは、簡単には身につけることができないです。
毎日、取り乱すと「自分がどうなるか」を自覚して、シミュレーションしてイメージトレーニングします。
これって、いざというときにすごく効果があります。
自分をコントロールできているのです。ふくカエルも助かったことがあります。
その時は、
「もっと怒ってもいいんじゃないのか?」
「随分と情けないやつ!」
って自分のことをイジメていました。
でも時間が経ち、今となっては「あの時、平静を保ててよかったなあ」と本当に思っています。
64 心づもりを明かさない
バル先生の知恵は?
感情は心の窓。
現実を考えれば包み隠すべきものだ。
【根拠はこれなの】
自分の手のうちを明かすことは確実に負けることにつながる。
ふくカエルの私見kerokero
「どんなことをしたいのか?」は秘密にしておくのが鉄則だそうです。
どうやら、周りの人は応援してくれる人ばかりじゃないようです。
「横取りしたくなる人」や「邪魔したくなる人」がいます。
「そんな人いる?」って感じですけど、います。
「お節介をしてきて、その結果邪魔しただけ」
「ありがた迷惑」
ってことはよくある話です。
なので、ここは用心してみるのがいいです。
本当にやりたいことがあって、邪魔されたくなくて、自分一人でしたいときは、
「内緒でやる!」
のです。
あらゆる「横取り・邪魔攻撃」から防御でき、優勢にたてる方法です。
65 傷を見せない
バル先生の知恵は?
自分の痛みを人に訴えないこと。
傷を知られたら、さらに傷口を広げることになるだけだ。
【根拠はこれなの】
運命でさえ、傷つきやすい人には逆風となりうる。
ふくカエルの私見kerokero
自分の傷は、人には見せないことです。
好奇心の目にさらされます。「余計に傷つく可能性」を自ら、作らないことです。
自分の傷は、結局、自分で治癒しないと治らないものだそうです。
だから、ここは自分を信じてあげる。自分を見捨てない。
自分には、「元気の回復の素」がまだ残っていると信じるのです。
特に、ちょっとした他人の言葉でも「深く傷つく精神状態」のときは、
共感すら害になるときがあります。
だから、人に共感も求めない。
共感からたまたま発した「他人の言葉」でさえ、悪いように誤解するのです。
他人の言葉なのに、言葉を刃のように使い、その刃で自分で自分を傷つけます。
自分の脳みそがそういう回路になってしまっているので仕方がないのです。
周りの人も、「この人は、精神的にツライ時だなあ」と感じたら、
言葉による共感を求められても、自重するのがいいです。
自分の言葉が、相手に誤解されるのを防ぐためです。
相手が自暴自棄になるのをできるだけ防ぐためです。
言葉は、いったん言い放つと、戻ってきません。
撤回できても、「言った事実」は消せないのです。
こういうときの言葉は「危険なもの」と自覚するのがいいようです。
「相手に傷をさらけ出させないようにする」
「そのように誘導する」
のも、大人のエチケットです。
66 ちょっとした欠点を見せる
バル先生の知恵は?
ときには弱みを見せることで、逆に優位を保ちやすくなる場合もある。
【根拠はこれなの】
嫉妬を和らげて、その弊害が突然身に降りかかってくるのを避けるためだ。
ふくカエルの私見kerokero
どんなにキレイな人でも「妬み嫉み」はあります。
老いて、死へ近づいているからです。時間が少なくなってくるからです。
自分の「妬み嫉み」の感情はコントロールできても、
他人の「妬み嫉み」はコントロールできないです。
それに、他人の「妬み嫉み」は「嫌悪感」を生み育てるので、ちょっと厄介です。
そんなときには、「あえて自分の欠点を見せる!」のがいいです。
「わたしはこんな欠点があります。」
「あなたに攻撃する意志はないです。」
と安心させるのが1番です。
安心感や安堵感は、相手が自尊心を取り戻す「きっかけ」になります。
自尊心は、「知性と美徳」を思い出させます。
こうなったら、相手の「妬み嫉み」は、少しは和らぐと思います。
67 同意しているふりをする
バル先生の知恵は?
まずは相手の考えに同意しているように思わせておき、
その間に相手を負かす機会をうかがおう。
【根拠はこれなの】
この戦法は、衝突の危険があるときは特に役に立つ。
ふくカエルの私見kerokero
「同意しているふり」って、なかなかできないのです。
なんだか「自分が負けたような気になっちゃう」からです。
見た目がカッコよくない「損をして得をとる」がなかなかできないのです。
でも、でもです。できるなら「同意しているふり」を身につけてみる!のです。
そうすると助かることがいっぱいあるようです。
たとえば、「同意をしているふり」をして、相手を油断させて、その間にこっそり出し抜くのことです。
油断している隙に、どんどん前進してやるのです。
相手が慌てて気づいたときには、
「蟻んこの小ささ」
になるくらい、前に、前に進んでやる!のです。
ふふふ。
こうなったら、相手はこちらを捕まえて、ケンカしたくても、追いつけません。
無用なケンカを避けることができます。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
嫌なことを無理やりするように言われたり
利用されているなあ?と感じたり
したときは、
「同意しているふりをして出し抜くぞ!」
と考えるだけでも、気分が楽になります。
試してみてね!
68 正しい立場で議論する
バル先生の知恵は?
相手の主張が正しい場合は、ただ対抗せんがために議論してはいけない。
相手は正しい側にいるわけだから、半ば勝ったも同然。
【根拠はこれなの】
相手を有利な立場から引きずり下ろす唯一の方法は、
正しい立場で議論して、
相手にその立場を捨てさせることだ。
ふくカエルの私見kerokero
いつも対立している相手が、「珍しくまともな事を言っている」ときは、
とっさに対抗しないことです。
正しい見解であることを認めて、同じ見解に立つのです。
どんなに屈辱的なことであっても、です。
だって相手が正しいのですから。
へたに間違った見解に立てば、相手の「思うつぼ」です。負けます。
でも、ここからがミソです。同じ正しい見解の土俵に立ったら、もうあなたの方が有利です。
わかるかなあ?わかるといいなあ。
相手の矛盾点をつついていくのです。
つついて、つついて、「降参!」と自ら土俵を降りるようにするのです。
どすこい!です。
69 相手を選んで議論する
バル先生の知恵は?
相手を選んで議論する。
【根拠はこれなの】
相手が失うことをまったく恐れずに論争に加われば、
こちらははっきりと不利な立場に立たされる。
(中略)
何年もかかって手に入れた自分の評判を、
そんな釣り合わないやりとりの、
たった一瞬の不運で失ってはいけないのだ。
ふくカエルの私見kerokero
議論するときは、相手を選ぶのが「大人の作法」です。
相手もちゃんと節度を保てる人がいいです。
信用・信頼・名声を重んじる人です。
テレビで、相手をひどく挑発し、非難する人がいますが、これは作為的なものがほとんどです。
今、自分の目の前にいる人が、信用・信頼・名声の重さを理解できなくて、破れかぶれになっているのなら、相手にしないことです。
相手は、議論を深めたいとは思っていません。こちらを傷つけたい一心です。
「君子危うきに近寄らず」です。
70 敵の行動をよく観察する
バル先生の知恵は?
相手の行動を双方の観点からよく観察するのだ。
【根拠はこれなの】
用心深く、そして良識をはたらかせること。
ふくカエルの私見kerokero
どうやら、この人は「自分に敵対心を持っているようだ」と分かったら、
することは、相手の行動をよく観察することです。
愚かしい人なのか?
慎重な人なのか?
双方から仮説をたてて、考えるのがいいです。
動機については、あらゆることを視野に入れて考えるのがいいです。
「こんなのバカバカしい!」って思うような動機が、意外に真実だったりします。
これを突破口にして、相手の敵対心を失くすことができる?かもしれません。
嫌な人からはどうしても目をそらしたくなるのが人間です。
嫌なモノは見たくないですから。
でも、ここはあえて見る。そして観察するのって大事です。
まとめてみたkerokero
- バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」
- 第2章「駆け引きについて」
- 61テーマから70テーマの言葉を厳選してまとめてみました。
と、今回も、さんざエラそうなことをいいました。
ごめんなさい。
許してください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。