シリーズ 人体 特別版~神秘の巨大ネットワーク(2)脂肪と筋肉
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
ご紹介する番組はこれです!
HNKドキュメンタリ-
シリーズ 人体
特別版~神秘の巨大ネットワーク(2)
腎臓が寿命を決める
2018年11月17日(土)放送分
どうすればこの命を全うできるのか?
体の中には巨大な情報ネットワークが存在する
臓器同士のダイナミックな情報交換。
生命を支える臓器同士の対話に今こそ耳を傾けよう。
こんな方にお勧めです
こんな方にお勧めしたい!
- 抑えきれない食欲と戦っている人
- ダイエットに失敗している人
にお勧めしたいです。
自分の身体のメカニズムをくわしく知ることによって、自分の食欲をコントロールする術を身につけることができます。
この番組で得た情報や知識を自分に置き換えて、自分の身体の中でどういったことが起きているのかを想像できると、
欲望を抑えることができるかもしれません。
ふくカエル
お勧めしたい理由はこれ!
今回のお知らせしたい見どころは、次の3点の映像です。
1.初めて立体的な脂肪細胞の本当の姿を3D電子顕微鏡映像でとらえた映像です。
2.脂肪細胞からメッセージ物質が、放出されて脳の神経細胞にたどり着くまでのCG映像です。
ふくカエル
3.脂肪細胞の周りを免疫細胞が暴走している様子を顕微鏡で撮影した貴重な映像(大阪大学 石井優 教授 水野紘樹 助教授)
ふくカエル
ふくネコ
内容をちょっぴりご紹介
脂肪細胞とは?
皮下脂肪や内臓脂肪は、ただ脂がこべりついていると思っている人が多いです。
それに、脂肪をただの塊で、身体にとって無駄なものであると考えがちです。
ですが・・・、実は、
脂肪は生きた細胞なのです。
身体についた脂肪を顕微鏡で見てみると、丸い球のような脂肪細胞が見ることができます。
ちゃんと「核」があり、「油滴(ゆてき)」と呼ばれる脂(あぶら)を貯める袋がある生きた細胞なのです。
実は、食欲を抑える物質を出している。
実はです!
脂肪細胞は、食欲を抑えられるメッセージ物質を出すことができます。
脂肪細胞が
食欲を抑えるなんて、
ビックリ!
食欲研究の第一者であるロックフェラー大学の教授であるジェフリー・フリードマン先生が、このことを突き止めました。
ふくカエル
脂肪細胞が食欲を抑える物質とは、ズバリこれです!
レプチンです!
なんと、その物質は100万分の1mmの小さな粒です。
レプチンの劇的な作用を示す実験(京都大学 青谷大介医師)の脳を映像は勉強になるので見て欲しいです。
山中先生の解説
- この発見はかなりびっくり仰天の発見です。
- 脂肪が脳に命令を出している、それもものすごい命令なんですよ。
レプチンがメッセージを伝えるルート
ミクロの世界をNHK屈指のCGによって説明してくれています!
ふくカエル
ぜひとも、見て欲しいです。
レプチンは、次のようなルートを通ってメッセージを脳に伝えます!
このルートをCGを駆使して説明してくれています。
ふくネコ
筋肉について
また、番組では筋肉についても触れています。
身体には全部で400種類の筋肉があるそうです。
ここで出てくる生きた筋肉の映像は見どころです!
特別に開発した顕微鏡にハイビジョンの16倍の高精細のカメラ8Kを搭載しています。
また、脂肪細胞と対比して見られるので、カタチの違いに納得できます。
自治医科大学 西村 智 教授による映像です。
筋肉がメッセージ物質を出していた!
実は、筋肉にもメッセージ物質を出しています。
ミオスタチンです!
これは「これ以上成長するな!」というメッセージ物質です。
筋肉は成長しすぎるとエネルギーを無駄に浪費するからです。
この分野は、今すごいです!
ジョンズ・ホプキンズ大学教授のセイジン・リー先生が、このミオスタチンというメッセージ物質を発見したことがきっかけになって、
筋肉が出すメッセージ物質に関する発見が相次いでいるそうです。
研究論文は(2018年11月現在)去年1年だけで100本以上あるそうです。
興味のある人は調べると面白そうです。
たとえば、こんな意外な発見
- がん細胞の増殖との関係
- うつ症状との関係
- 記憶力が高まる可能性
その他に、こんな番組内容があります!
今回、お知らせしていない番組内容がその他にもあります。
その他の番組内容
- 脂肪細胞ともう一つのメッセージ物質「血管をつくって」
- 脂肪細胞のもう一つのメッセージ物質「敵がいるぞ!」
- 脂肪細胞と免疫細胞の関係
- 筋肉の働きで記憶力が高まる可能性について
- 解明!あなたがダイエットに失敗する本当の理由
- メタボシンドロームとメッセージ物質の異常
- IL6というメッセージ物質について
などです。
とくに、
3.脂肪細胞と免疫細胞の関係
6.メタボシンドロームとメッセージ物質の異常
ふくカエル
メタボ研究の世界的権威のハーバード大学 教授 ゴーカン・ホタミシュエリジル先生が発見した、
- あるメッセージ物質の異常な放出
- メタボの人の体内で何が起こっているのか
を知るとおののきます。
山中先生のメモは大事です!
各々のテーマについての山中先生のコメントがさらに自分の知識に深みが増すのでご紹介しておきます。
山中先生のコメントが、この番組で取り上げた情報を違った側面から見る目を養ってくれるので、
良識が培われます。
山中先生はこの「人体」の番組の各テーマについて、20時間もの時間を費やしてご準備されておられるとのことです。
なので、本当にありがたいですよ。
「血管をつくって」について
山中先生のメモ
- 有名なメッセージ物質なのですが、これがどういう意味なのかまだ分かっていないとのことです。
脂肪細胞と免疫細胞の関係について
山中先生のメモ
- 脂肪細胞・細菌・ウイルス・免疫細胞は、今研究者の中でもホットなホットなトピックなんだそうです。
- まだ十分解明されていないことが多く、これからまた新しいことが分かってくる分野とのことです。
筋肉の働きで記憶力が高まる可能性について
山中先生のメモ
- これには反論する研究者もいるのでまだ分かっていないそうです。
- でも、山中先生は希望的観測をもって身体を鍛えていらっしゃるとのことです。
IL6というメッセージ物質について
山中先生のメモ
- 日本人が発見したメッセージ物質だそうです。
- IL6は、状況によって働き方が変わるという報告が多数あり、詳細な研究が続けられています。
- 完全に真実だというところまでは行ってないそうです。
まとめてみたkerokero
- シリーズ 人体 特別版~神秘巨大ネットワーク(2)脂肪と筋肉について書評してみました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。