言葉を厳選してみたよ! 24
こんにちは!ふくカエルです(ふくカエル@バルタンカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回の勉強のテーマは、
「第8章 人生について」
「言葉を厳選してみたよ231~240」
についてです。
教科書は、バルタザール・グラシアン先生(これからは、バル先生と呼びますね)「賢人の知恵」です。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全240テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
今まで勉強してきたことを復習する機会も、いよいよラストになりました。
いままで、お付き合いくださってありがとうございます。嬉しいです。
今回も、バルタザール・グラシアン先生(ここから先は、バル先生と呼びますね)の「賢人の知恵」のテーマごとに、
ふくカエルが、独断と偏見で、「これだ!」と思った「バル先生の言葉」を選びました。
その言葉に対して、自分の考えをお伝えするというスタイルにしてみました。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
第8章は最後の章です「人生について」です。
このテーマは、今まで勉強してきた各章の総まとめとして、考えることもできます。
総まとめような感じのテーマがあげられています。
読む人の、置かれた状況によって、それぞれ意味あいが変わってきます。
ふくカエルが、手元に置きたい書物である理由のひとつです。
では、いきます!
231 愚かな生き方を続けない
バル先生の知恵は?
ばかなふるまいに関しては一貫性などないほうがいいにきまっている。
【根拠はこれなの】
間違った判断をしたからといって、それを続けなければいけない義務は全然ないのだから。
ふくカエルの私見kerokero
人って、意固地になりがちです。
素直になるのが一番楽なのに、バツが悪いと思ちゃうみたいです。
でも、今、意地を張っていることって、
本当に正しい?
間違っていない?
って考えるのがいいみたいです。
もし、間違っているのなら、続ける義務なんてどこにもないです。
間違っているのなら、さっさと軌道修正したほうがいいのです。
「間違いを認めて、正す行為」はとても尊いことです。
このことに気づいてなくて、バカにする人が多いです。
もう、こんな人は、あっちに行ってもらいましょう。
人生は、「試行錯誤の連続」です。
間違ったら、正すのが正解なのです。
バッカじゃん!
間違ってやんの!
って、バカにする人には、次のように言ってやりましょう!
「試行錯誤して、何が悪いんじゃ!」
これです。
これで乗り切ってやりましょう。
人生は、最後に笑えたらいいんです。
そう思うのね。
うふふ。
232 大きな賭けをしない
バル先生の知恵は?
大きな賭けをしない
【根拠はこれなの】
物事はすべて運次第。
賭けは最後に必ず負けるものだ。
ふくカエルの私見kerokero
ふくカエルは、小さい賭けもすることはあります。
たとえば、
「このまま1週間、お菓子を食べないでいられるか?」
って賭けたりします。
負けることが多いですけど。
とは言ってもです。あなた!!
大きな賭けは、しちゃダメです。
しないほうがいいです。
大きな賭けは、「大きな損失」を必ず背負いこむことになるからです。
賭けって、最後に必ず負けるようになってます。
賭けで大儲けしている人は、どこかで切り上げているからです。カラクリがあるのです。
自分の「欲どおしさ」と戦って、
クールに「欲」を捨てることができる人だからなのです。
でも、人って、どうしても欲どおしくなってしまいます。それがむしろ普通です。
なので、欲どおしい人は、もっと大儲けしたいと思って、
大きな賭けをそのまま大事そうに持っておくので、大損失になっちゃうのです。
「欲」って怖いです。
やっぱり、ちゃんと時機を待ち、リスクをちゃんと考えてからの賭けにしたほうがいいです。
本当にバカをみます。
233 ときには放っておく
バル先生の知恵は?
ことが最も深刻なときは、次第におさまるよう、放っておくという判断を下すのが一番だ。
【根拠はこれなの】
泥で濁った池も、そっとしておけば澄んでくる。
ふくカエルの私見kerokero
本当にどうしようもないときって、絶対にあります!
あるのです!
ええ、ありましたとも!
だから、あります!
ないとは、けっして言い切れません。
アタマの中が「困ったちゃん」で、いっぱいになるのです。
こんなときは、もうあきらめてください。
時間が流れるの待つのがいいです。つまりです。
時間が、お薬なのです。
ジタバタしても、悪化させるばかりです。
じっと我慢、我慢、自然に落ち着くまで我慢です。
案外、自然に落ち着くのを待ったほうが、早く解決します。
それに、なによりも、
慌てふためいて、少々「恥ずかしい姿」をさらすことがないです。
これが、後から考えると、すごく大事なことに気づきます。
234 ツキがないときを知る
バル先生の知恵は?
何もかもうまくいかないときはある。
二度やってみてだめだったら、
そういう日だと思ったほうがいい。
【根拠はこれなの】
要はツキの問題なのだ。
ふくカエルの私見kerokero
何やっても、上手くいかないときってあります。
他人の失敗を背負いこんだり、いきなり不景気になったり、病気やケガをしたり・・・
つらいです。本当につらいものです。
でもね、ダメなときは、本当にダメなんです。
何をしても・・・・、ダメなんです。
なので、こんなときは「達観」です。
自分の将来や今現在を見通して、少々のことでは動じない心境になってみます。
深刻ならないように、お地蔵様のように「達観」してみます。
そして、自分のエラーをひたすら分析してみます。
「失望」に時間を割くのではなくて、「希望」に時間を割くのです。
ムダな時間は、省くに限ります。
自分にツキがないときを知ることは大事です。
「ツキがないときはこういうものだ」とあらかじめ理解していると、ここでもジタバタせずにすみます。
ねっ!
ジタバタお化け
235 さらなる活動のために土地に移る
バル先生の知恵は?
もっと活躍するには、場所を移るのが一番だ。
【根拠はこれなの】
人はよそからきたものを大事にする。
ふくカエルの私見kerokero
地元に居続けているふくカエルです。
手相には、旅行線や海外で活躍の線が、くっきりと出ているそうです。
でも、さっぱりです。
手相は当てにならないです。
きっぱり宣言しときます。はい。
ところで、地元というものは、本当に居心地がいいものです。
でも、厄介なことがあります。
活躍するには見えないバリア(壁)があるのです。
幼い頃の恥ずかしい思い出がいっぱいあるからです。
なので、エラそうに活躍するには、ちょっと照れ臭くなってしまうのです。
こうなったら、ここは心機一転、別の土地を移ってみるのがいいみたいです。
「旅の恥はかき捨て」に似た感じです。
自分が正体不明の土地で、思いっきり自分を試してみるのが、いいようです。
「珍しい者」が来たとして、最初は重宝されます。チャンスもいっぱい転がってます。
自分の実力が、ある程度蓄積されたら、
「えい!やあ!」と自分の殻を破ってみるのもいいかもしれません。
殻は、破けるモノじゃないです。自分で破くものです。
ちょっとトライしてみるのもいいかも!
236 変化や転機を意識する
バル先生の知恵は?
人には七年ごとに転機があるという。
これを精神向上のための目印としよう。
ふくカエルの私見kerokero
人は、7年ごとに転機がおとずれるとバル先生は言ってます。
7年の月日は、振り返るには適度な年月です。
7歳 14歳 21歳 28歳 35歳 42歳・・・・
いろいろな変化や転機がおとずれます。
この時期をダラダラだらけて過ごすのは、もったいないです。
変化や転機には、たとえどんなに小さくても、気づいたほうが断然お得です。
柔軟に対応できるし、機転を利かせやすくなるからです。
小さい変化や転機は、成功のチャンスに化けるかもしれないです。
大事なチャンスです。
ていねいに拾い上げるようにしましょう。
7年目ですよ。7年目です。
あなたの芽が出てませんか?
うふふ。
237 堂々と退場する
バル先生の知恵は?
堂々と退場することは、登場よりも重要だ。
【根拠はこれなの】
役者は誰でも登場したときに拍手で迎えられるが、
満場の拍手喝采の中で退場できるのは優れた演技を見せた者だけである。
ふくカエルの私見kerokero
堂々と退場することは大事です。
「わたしは、まだ若いからそんなことない!」なんて思ってたら、
甘いですぞよ。
若くても、たくさん「退場の機会」があるものです。
たとえば、卒業式です。ちゃんと堂々お礼を言って、退場できましたか?
発表会です。ちゃんと堂々とお辞儀して、退場できましたか?
転校もそうです。ちゃんとお別れできましたか?
「うやむやに、なんとなく終わっちゃったあ」と思っている人が、
実はいっぱいいると思います。
はい!ふくカエルもそうです。
実は、「小さい別れ」も「小さい退場」の一つなのです。
何も考えずに、たんたんと退場することは、非常にもったいないことなのです。
別々の学校に行くので、お別れする友人、
引っ越しする友人には、
ちゃんとお礼をしてから、退場するべきでした。
悪いことをして傷つけた友人には、
ちゃんと「許し」を請うてから、退場するべきでした。
後悔ばかりのふくカエルです。
238 斜陽の姿をさらさない
バル先生の知恵は?
華のあるうちに身を引くことが重要だ。
【根拠はこれなの】
忘れ去られてしまうより、自ら去るほうがいい。
ふくカエルの私見kerokero
自分に「華」があるうちに、身を引くのがいいようです。
自分の「華」をどこに意識するかで、身を引くタイミングは違ってきますが、
身を引くと決めたら、「華」があるうちだそうです。
人々に惜しまれるからだそうです。
醜い姿をさらさずに、「華」があるママで、人々の記憶に残ることができるからだそうです。
賛否両論あると思うのですが、
自分が、痛み、憎しみ、怒りでまみれて、醜くなるのなら、
そうなることがハッキリと自覚できたのなら、
潔く身を引くのはありだと思います。
苦痛でいっぱいの自分が、
とても醜いことを
鏡で見て、一番よく知っているからです。
239 満腹より空腹を選ぶ
バル先生の知恵は?
満腹よりも空腹を選ぶ
【根拠はこれなの】
渇望も欲求も完全に満たしてはいけない。
欲しいと思っているうちが味わい時なのだ。
ふくカエルの私見kerokero
「あと、もう少しあったら、嬉しいなあ」というときが、ヤメ時だそうです。
これは、「知恵」を通り越して、
「魔法」です。
最高に美味しいと思える瞬間になれる「魔法」です。
なので、満腹になる前にヤメてみるのがベストです。
何事も浴びるほど享受しない方がいいようです。
飽きるほど、浴びるほど享受すると、本当にうんざりします。
喜びが半減してしまいます。
少しだけ味わって、あとはとっておくのがいいです。
こうすると、いつまでも経っても、興味が絶えません。
後で、また味わおうと思えることは、実は幸せなのです。
「嫌いなモノを先に食べて、後で大好きなモノを食べる」
という感じに近いものがあります。
楽しみは少しだけ味わって、取って置くのです。
人生をイキイキと生き切るコツがここにあります。
ふくカエルは、なんでもかんでも好きなモノを先に食べていたので、反省です。
240 善を持って生きる
バル先生の知恵は?
善をもって生きる
【根拠はこれなの】
善をもって生きることで人は完成する。
ふくカエルの私見kerokero
「性善説」「性悪説」については、いろいろと大昔から議論されています。
でも、ここは、他人のことではなく、自分のことのみに限定して考えてみます。
誰でも、自分のこととなると「性善説」に立ちたいですよね。
バル先生が言うには、
「善」を持つことで
人は完成する!
のだそうです。この言葉が大好きです。
「戒めの言葉」として、いつも心に留めています。「座右の銘」かもしれません。
たとえば、自分が、
- 意地悪をしそうになったとき
- 相手を批判しそうになったとき
- 他人から意地悪されたとき
- だまされそうになったとき
につぶやいてみます。そうすると不思議なことが起こります。
仕返ししたくなる気持ちが、すう~となくなるのです。
自分という人間が、すこしでも完成するのなら、
嫌な事をしたり、言ったりすることをヤメてみようと思えるのです。すごく冷静になれます。
本音は、本当にもうこれ以上「不完全な人間」になりたくないと思ってるからです。
イライラしているときにも、有効活用しています。
まとめてみたkerokero
- バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」
- 第8章「人生について」
- 231テーマから240テーマの言葉を厳選してまとめてみました。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、バルタザール・グラシアン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』によりました。