行動力には3つの「恐ろしい力」が潜んでいるよ
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第4章 行動について」
「No.104 力は自分自身にさえ容赦ない」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
力は自分自身にさえ容赦ない
だれでも、行動するときは良心の声が聞こえない。このような無情な激しさは、木こりが斧をふりおろす動作にも通じるところがある。
アラン先生「幸福論」より引用
行動力について
今まで、
行動力はこんなにすごいぞ!
行動すべきだぞ!
とさんざお知らせしてまいりました。
ですが、
ここで一変して
行動力には、「恐ろしい力」も潜んでいることについてお知らせしたいと思います。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
カエル風アラン先生の言葉
こんなときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
そうやねん。
行動する力は、
人生に変化をもたらす
スゴイやつなんやけど、
同時に
「恐ろしい力」も潜んでるねん。
だから、注意しなあかんで。
これから教える3つのことは
よ~く頭に入れとってな。
約束やで~~。
3つの恐ろしい力とは、これ!
これです!
行動力に潜んでいる「3つの恐ろしい力」とは、
- 良心を軽視する力
- 情け容赦なく無情になる力
- 自分を破滅する力
です。
行動力に潜んでいる「恐ろしい力」は、いろいろなカタチになって襲ってきます。
ふくカエル
本当に
恐ろしい力です!
1.良心を軽視する力
良心の声に蓋をする
まずは、行動力に潜んでいる「恐ろしい力」は、良心を軽視する力となって現れてきます。
ふくカエル
具体的には、「良心の声」に蓋をして、聞きづらくさせるのです。
ちなみに「良心の声」とは、
- こんなことをして道理に反する
- 人の気持ちを軽視してはいけない
- 人を切り捨てててはいけない
- 人の意見には耳を傾けなければいけない
など、
「人の道」や「礼儀」に反しないように、
自分の行動にブレーキをかけるものです。
ふくネコ
なぜ、良心を軽視しちゃうのかな?
良心を軽視してしまうのは、もっともな理由があります。
- まずは、行動は急には止めれない
- 次に、不安と恐怖で必死
- さらに、タイミングをはかるのに必死
- そして、勇気と根性を出すのに必死
です。
とにかく必死だからです。
まず、行動は急には止めれない!
まず、行動は急には止めれないからです。
人が、あらゆるものに打ち勝って一大決心をして、実行にうつした行動は途中でとめれないのです。
本人が興奮してムキになっている状態は、理性を持ってしても無理です。
誰にも止めれないのです。
これは、あたかも斧を振り下ろす動作に似ています。
いったん振り下ろした「重い斧」は、途中で止められないのと同じです。
ふくカエル
ふくネコ
次に、不安と恐怖で必死!
次に、不安と恐怖で必死になるからです。
人は誰でも、いざ行動しようとすると不安と恐怖でいっぱいになるのです。
これは、失敗するか成功するか分からないときに、
自分の未来を賭けることは、もちろん希望もありますが、言葉では表現できない不安と恐怖が頭をもたげるからです。
ふくカエル
ふくネコ
さらに、タイミングをはかるのに必死!
さらに、行動力を発揮するタイミングをはかるのに必死になるからです。
自分の最大限のパフォーマンス能力を発揮するために、自分の実力と行動を起こすタイミングを合わせる必要があるからです。
そらもう、体調から何からタイミングを合わせるのに一心不乱になります。
ふくカエル
ふくネコ
そして、勇気と根性を出すのに必死
そして、勇気と根性を出すのに必死だからです。
不安と恐怖に戦い、タイミングをはかって行動力を発揮するためには、勇気と根性を振り絞らないとダメなのです。
良心に耳を傾けて、
せっかくかんばって振り絞った勇気や根性を「ぺちゃんこ」にしたくないのです。
ふくカエル
ふくネコ
理性的な声は、聞きとうないわ!
ってなるねん。
なので、良心には出来るだけ蓋をして、背を向けたくなるのです。
2.情け容赦なく無情になる力
次に、行動力に潜んでいる「恐ろしい力」は、
あらゆるものに情け容赦なく無情になる力となって現れてきます。
ふくカエル
ふくネコ
周りに与える影響など一切考えずに、なんでもすべてを自分の利益優先に考えるようになります。
他人が被る不利益のことなど気にしなくなるところが怖いです。
ふくネコ
ふくカエル
理不尽な行為が増える!
たとえば、人に厳しく当たるなど、理不尽な行為が増えます。
- 無神経・残酷になる
- 無情になる
- 冷酷になる
- 暴言を吐く
- 横暴になる
などの乱暴な行為に及ぶことが多くなります。
自分の夢の実現のためには、
多少の犠牲もやむを得ない!
と平気で思ってしまうねん。
このような情け容赦ない強引な行為は、
周りの人達を深く傷つけ、さらには、取り返しのつかない事態になるのです。
ふくネコ
3.自分を破滅する力
そして、行動力に潜んでいる「恐ろしい力」は、
最後に、情け容赦なく自分自身を破壊する力となって現れてきます。
「恐ろしい力」は、
- 良心を軽視する力
- 理不尽な行為に及んでしまう力
を経て、最後は、自分自身をも破壊する力となるのです。
情け容赦ない力
このときの「恐ろしい力」は本当に恐ろしく、情け容赦なく残酷な力を発揮します。
どんなに、こちらが助けを乞うてもムダで、自分を潰しにくるのです。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば・・・、
冷酷な行為をしたのならば、必ず同じような冷酷さでとことん潰しにきます。
残酷な行為をしたのならば、必ずそれ以上の残酷な結末に陥れます。
無神経に人を傷つけたのならば、必ず同じような無神経な行為でズタズタにされます。
暴言を吐いたのなら、必ず暴言に苦しめられ、再起不能になります。
自分がとった理不尽な行為は、そのまま自分に戻って牙をむくのです。
多くの歴史上の政治家や権力者の末路が、悲劇に終わっているのは、こうした「恐ろしい力」に支配され、翻弄されたからです。
本当に
恐ろしい力です!
じゃあ、どうすればいいのかな?
恐ろしい力を自覚しておく
まず、行動するときは、
行動力そのものに、
- 良心を軽視する「恐ろしい力」
- 強引に押し通そうとする「恐ろしい力」
- 自分を破滅させる「恐ろしい力」
が潜んでいることを十分に自覚しておきます。
後から振り返る
次に、これらの「3つの恐ろしい力」を覚醒させないように、自分が行動するたびに、後から振り返ります。
常日頃から
- 何か「人の道」から外れたことしてないか?
- 理不尽なことをしていないか?
- 調子にのって冷酷、非道なことをしていないか?
など自分の行動をチェックし、軌道修正します。
ふくカエル
まとめてみたkerokero
- 行動力には「恐ろしい力」が潜んでいます。
- まず、良心の声を妨害する力です。
- 次に、情け容赦ない「強引な力」になります。
- そして、自分まで情け容赦なく「破壊する力」になります。
- 「恐ろしい力」を目覚めさせないためには、常日頃から自分の行為をチェックすることが大事です。
自分のことで必死になっているときは、たしかに、「良心の声」が聞こえなくなります。
これは、きわめて当然のことで、誰にもあります。
ただ、
- 理不尽な行動を起こしている自分に気づいてストップできるか?
- そのまま突き進んで、いろいろな「恐ろしい力」を引き出すか?
どちらかを選択することで、その後の「自分の世界」が変わってきます。
それから、
もう一つお伝えしたいことがあります!
自分のことで必死になって、情け容赦なく他人に無神経な人に出会ったら、
驚かずに、どうぞ逃げてください。
これ以上その人の犠牲にならないようにするのが、まずは大事です。
その人は、すでに「恐ろしい力の餌食」となっています。
いずれは、その人が他人にしたのと同じ「理不尽な目」にあって、情け容赦なく潰されます。
ふくカエル
ふくネコ
この二つをはき違えている人もよくいるから、気をつけてね。
ふくカエル
やっぱり必要最低限の「良識」や「礼儀」は必要やと思います。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。