【成功】競争に出くわしたら、すること。
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
前回までのお話
【実行について】
「賢人の知恵」これを繰り返せば、成功できる頼もしいコツとは?
「賢人の知恵」【成功】達成できる人、できない人の違いはこれだよ。
【備えるについて】
ライバル出現
今現在の世界中の人口は77億人いると言われてます(2019年)
77億人もいるのですから、まったく同時期に同じ夢に向かって努力している人もいるのが当然です。
いわゆる
ライバルってやつかな?
問題は、当事者間で競争が始まることです。
ライバルはいいもんだぞ!
競争したらいいぞ!
という人も中にはいます。
そやけどです。
はっきり言うといろいろと嫌な感情も出てくるのでできたら避けたいものです。
こんなとき、一体、
どうしたらええのですか?
こうしたらええのです!
これです!
競争を避ける
競争に加わると、評判を落とすことになる。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
競争は避けるに限る
です。
なぜ、避けた方がいいのかな?
評判を落とすことになるから
競争をしても、ただ評判を落とすだけだからです。
名誉ある戦いなんて滅多にないから
それにです。
競争はたいてい醜いもので、名誉ある戦いなんて滅多にないからです。
名誉ある戦いなんて
絶滅危惧種とちゃう?
自分の名声にために戦うというよりも、互いに相手の名声を汚し合うために戦うという、実に醜いものになります。
お互いの足を引っ張り合うような
えげつないものになるねん。
たとえば、
- 誹謗中傷を繰り広げる
- 勝つために手段を選ばなくなる
- 勝っても、負けてもえげつない
です。
1.誹謗中傷を繰り広げる
たとえばです。誹謗中傷合戦を繰り広げます。
周囲の全員を自分の味方につけるために、お互いに相手のことを罵り合います。
ふくカエル
ふくネコ
ほんまに世間に知られたくないこと暴露されたり、あることないことを吹聴されます。
ほんまにけったくそ悪い(関西弁:いまいましい)ねん。
2.勝つために手段を選ばなくなる
また、相手側に勝てる見込みがないと分かると、
こちらに対するどんどん恨みを募らせていき、勝つためにどんどん手段を選ばなくなります。
一番やりかねないのが、
- こちらの信用や信頼
- その他の大切に思っているもの
などを平気に潰しにかかってくることです。
手段もどんどんエスカレートしていきます。
- 卑怯になる
- 暴力的になる
- 強引になる
- 大声で威嚇してくる
- 何かにつけていちゃもんをつけてくる
ふくカエル
ふくネコ
3.勝っても、負けてもえげつない
そしてです。
勝っても負けても結末さええげつないのです。
互いに相手の健闘ぶりを誉めたたえるというわけにはいきません。
こういう風には終わらない!
相手を非難し、最後の最後まで罵声を浴びせ合います。
始まりが悪いと、始末も悪いねん。
ふくカエル
じゃあ、どうすればいいのかな?
平和で寛大な心でいる
競争を避けるためには、常に平和で寛大な心でいるようにします。
真の競争相手に気づく!
まず、常に平和で寛大な心を維持するためには、何よりも真の競争相手に気づくことです。
自分が倒すべき真の競争相手に気づくと、他人が気にならなくなり、
他人に対してつねに平和で寛大な心を持てるようになれます。
つまりです。真の競争相手とは、
すぐにさぼろうとする自分自身です。
ふくカエル
自分が競争すべき相手は、目の前の相手ではなく、
- 昨日の自分
- 今現在の自分
なのです。
たいがいの人はこのことに気づいてますが、気づかないフリをしています。
そして自分と戦うことをあえて避けているのです。
自分と戦いはとても過酷なものになることを知っているからです。
どうしても、
自分には甘くなるからねっ!
名声を得るための戦いはないことに気づく
次に、この世には、名声を得るために争う戦いなど滅多にないことに気づきます。
あるのは、名声を汚しあうために争う戦いだけだと気づきます。
ふくカエル
ふくネコ
仲間の取り合いをしない
また、仲間の取り合いに引き込まれないようにします。
そもそも他人の気持ちを縛ることはできないし、そんなことをする労力ほどムダなことはないことに気づきます。
相手に恨みをもたせない
もっとも大事なことは、相手を刺激せず、なるべく恨みを持たせないことです。
争うよりも協力しあう関係を作ります。
挑発に乗らない
注意することは、相手からの挑発に乗らないようにすることです。
とにかく相手にしないことです。
競争お断り!
- 競争ほど自分の成功にムダなものはないし、邪魔なものはない!
- 自分と競争することに必死なので、君と競争する暇はない!
とお断りしましょう!
この姿勢を貫くと、そのうち相手もアホらしくなって退散すると思います。
あほらし、あほらし、帰ろ! 帰ろ!となる。
番外編
もしもです。相手から執拗に挑発を受けているときは、次のようにすることをお勧めします。
こんなときこそ人物観察をするのです!
ふくネコ
- 相手の言動
- 周囲の人達の態度
などをくまなく人物を観察して、密かに情報を集めておきます。
実は、このような状況にこそ「その人なり」がよく出てくるからです。
たとえば、
- 相手のいやらしさ、ずる賢さ、汚さ
周囲の人達に対しては
- どちらにもつけないタイプ
- 状況を面白がっているだけのタイプ
- 冷静に静観するタイプ
- 本当に親身になってくれるタイプ
この人はこんな人だったんだ!
こういうタイプだっただ!
といろいろと洞察できる絶好の機会なのです。
この人物観察は、今後の自分の身の振り方を決めるときの参考になります。
そうすると、どうなるのかな?
信用がおちない
信用を落とすような競争を避けるので、自分の信用が落ちません。
ふくカエル
ふくネコ
評判や面目が保てる
また、挑発に乗らず、醜い言い争いに加わらないので、自分の評判や面目が保てます。
ふくカエル
ふくネコ
成功のコツは…
そして、目標を達成し成功するには、ムダな競争を避けることにあることに気づきます。
成功のコツは
競争を避けることにあるねん。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
負けず嫌いの人が多いです。競争をけしかけられたら挑んでしまいます。
味方になる仲間を増やすために、相手のことを誹謗中傷することに必死になり、
自分の評判を徐々に落としていることや、本来の目標や目的を失っていることに気づきません。
ふくカエル
知恵のある人
競争相手は「他人」ではなく「自分」であることに気づいてます。
ムダな競争を避けます。いつも「平和で寛大な心」を保ちます。
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第7章 成功について」
「No.208.競争を避ける」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 成功への努力をしている最中に競争に出くわしたら、競争を避けるようにすることです。
- 競争は、名誉ある戦いなんて滅多になく、評判を落とすことになるからです。
- 具体的には、平和で寛大な心でいることです。そのためには真の競争相手は他人ではなく、自分自身であることに気づくことです。
- そうすれば、他人と関わることがなくなり自分の信用・評判・面目を保てることができます。
幼い頃は、駆けっこなど「よしきた!競争だ!」なんてよくしたものです。
悔しい思いもしましたが、子供同士の競争はあっさりしたもので、あと腐れがありません。
翌朝にはケロッとして同じように遊んでいてものです。
なのに、大人になると競争はあまりいい気持ちになれません。
避けて通るのも知恵のひとつやと思います。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。