あなたは、すぐにそばにある自分を映し出す鏡に気づいてる?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第5章 人とのかかわりあいついて」
「No.125 相手は自分を映しだす鏡である」
相手は自分を映し出す鏡である
自分の感情よりもほかの人の感情をじかにあやつるほうが簡単である。
アラン先生「幸福論」より引用
自分を自分で見ること
自分で自分の姿や態度の一部始終を自分の目で見ることはできません。
ふくカエル
自分の姿を見ようとしたら、大きな等身大の鏡が必要になります。
自分で自分を直に見れないので、実際に周囲から自分が、
どのように見られているのか?
が分かりません。
ちなみに、わたしは、
朝食のマヨネーズが口にツイてるのを知らずに、電車に乗って、しゃなりしゃなりと職場まで行ったことがあります。
実は、もっと恥ずかしいのがあります。
実は、トイレに行ったときに、
スカートをタイツに巻き込んでしまって、そのまま出たことがあります。
タイツをはいていたとはいえ、お尻丸見えでトイレから出たときは、発狂ものやったです。
ガラスに映った自分に
気づいたときは、
ほんまに、二度見したで。
えっつ~~~!
みんな、
出るときは
ほんまに鏡は見よう。
これは、あたしが得た教訓です。
カエル風アラン先生の言葉
自分を見たくても見れないというジレンマに陥ったときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
そうやねんな。
自分を自分で見られへんねん。
等身大の鏡をいつも持ち歩くのも
難儀やし、
それこそ人からバカにされる。
でも、知りたいよな。
自分の態度が
変やったら直したいもんな。
でもな、あるねんで。
大きな鏡を持ち歩かんでも、
すぐそばに鏡があるねん。
自分を映し出す鏡があるねん。
気づいていないだけやと思うで。
すぐそばにある鏡とは、これ!
これです!
あなたと向き合っている相手です。
えっつ~~~!
人間が、鏡だと!
はい、そうなんです。
でも、どうして相手が鏡になるのかな?
自分の感情や態度をそのまま表すから
実は、自分と向き合っている相手は、自分の感情や態度をそのまま表すからです。
たとえば・・・。
自分が粗野になれば、相手も当然乱暴な態度になります。
なんで、お前に
棒で叩かれなあかんねん
あほちゃうか!
と、相手はきっと思うはずです。
相手をバカにすれば、相手もこちらをバカにするのです。
なんで、お前に
バカにされなあかんねん。お前こそバカちゃうんか!
と、相手はきっと思うはずです。
自分が冷淡な態度をとれば、相手も当同じようにとげとげしい態度になるのです。
なんで、そないに冷酷やねん。そのうち、しっぺ返しくらうぞ!
と、相手はきっと思うはずなのです。
相手は、鏡!
なので、自分と相対する相手は、自分の感情や態度をそのまま映し出す鏡そのものになるのです。
まるで鏡みたい!
鏡だとすると、じゃあ、どうすればいいのかな?
自分も同じだと考える
自分と相対する相手が鏡であることに気づいたなら、
まずは、相手があらわにしている感情や態度は、
そっくりそのまま自分の感情や態度であり、自分も同じだと考えます。
ちゃんと観察する
次に、相手の感情や態度がどんな感じなのかをちゃんと観察します。
注意深く観察しながら、
- 今どんな感情なのか?
- どうしてそんな態度をとるのか?
- どこがよくないのか?
- 違和感を感じるのか?
- どこに不快感を感じるのか?
などをチェックします。
具体的に考える
さらに、相手の感情や態度のどんなところが具体的に自分と同じなのかを考えます。
ふくネコ
たとえば、相手がイライラしているのなら、
自分にもイライラした感情や態度がないかを具体的に考えてみます。
そういや、
あたしもイライラしとる!
顔にも出しとる!
たとえば、相手が、乱暴な態度に及んでいるのなら、
自分の態度にも乱暴なところがないか考えてみるのです。
そういや、乱暴なことしたわ。
自分勝手なことしとったわ。
たとえば、相手が、こちらをバカにしているのであれば、
自分の方にも、相手を見下している感情がないか自問自答してみます。
そういや、
ついついこんな顔で見てるわ
たとえば、相手が、非常に冷淡な態度をとるのであれば、
自分の態度にも、よそよそしい態度がないか考えてみます。
そういや、
そんなんいらへんわと、よそよそしい態度しとったわ
思い当たるのなら、直す
そして、思い当たる節があれば反省して、素直に直すようにします。
ふくカエル
そうすると、どうなるのかな?
恥ずかしいので、すぐに直したくなる
するとです。
相手の感情や態度に問題があり、
自分にも同じような面があることに気づくと、
とにかく恥ずかしくなって、感情や態度をすぐに直したくなります。
恥ずかしくて、見てられへん
あたしも直そう
と思えるねん。
ふくカエル
ふくネコ
理性でコントロールするよりも簡単
相手の振舞いを見て、自分の振舞いを直す方法は、
自分の感情や態度を理性でコントロールするよりも、とても簡単に自分の振舞いを直すことができます。
非難されるべき感情や態度を体現してくれるモデルを見ることで、
こんな風になりたくない!
という感情に具体的に訴えられるからです。
ふくカエル
人の感情のほうが簡単
それに、自分の感情よりも、人の感情を操る方が簡単であることにも気づきます。
たとえば、自分の怒りを抑えることは難しいですが、
これが人の怒りとなると、冷静な自分がキープできる分だけ、
冷静に人の感情を抑えてとりなすことができるのです。
まとめてみたkerokero
- 自分の感情や態度をライブで見ることはできません。自分の姿は自分で見れないからです。
- でも、自分の振舞いを映し出す鏡が近くにあります。自分と相対している相手です。
- 相手があらわにする感情や態度は、そのまま自分の感情や態度でもあります。
- 相手の振舞いをよく観察することで、自分の振舞いを正すことが大事です。
以下は、あくまでも「いじめの問題」とは切り離してのお話ですが、
よく、
あたしって、
人から冷たくあしらわれるねん!
相手にしてもらわられへんねん!
本気にされないねん!いややわ。
なんでやねん~~??
と、思ったり、言ったりしている人は、ちょっとここで立ち止まってほしいのです。
そして、
ひょっとして、自分こそ、
相手に
同じような態度をとってへんか?
と、ここで足元を見て、今一度思い返して欲しいのです。
ほしたら、
自分のほうが、
とんでもなかったでぇ~~。
めっさ、失礼やったやん!
という「真実」が見えてくるかもしれんのです。はい。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。