自分にもあるかもしれない? 礼儀知らずなところ。
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
前回では・・・
前回では、礼儀知らずな人の特徴として
- 粗野な人
- せっかちな人
についてお知らせしました。
今回も、また同じように「礼儀知らずな人の特徴」についてお知らせします。
自分にもあるかも?
この人礼儀知らずやわ!
と思うことがあっても、
自分で、自分自身のことを
礼儀知らずや!
と思うことはマレです。
そこでです!ちょっくらチェックしてほしいのです。
礼儀知らずな人の特徴として、よくみかけるものがあります。
ひょっとしたら
あるかもしれへんよ?
実は、ウチはあってん!
そやから
ただ今猛省中やねん。
礼儀知らずな人の特徴とは、これ!
これです!
礼儀正しさを学ぶ 3
無作法な人は、たとえ自分ひとりでいるときでさえ、ほんのわずかなしぐさにも力が入り過すぎているのだ。
アラン「幸福論」より引用
何ごとにも力が入りすぎている
ことです。
ふくカエル
簡単に言うと、心配事や不安などで頭がいっぱいで構いすぎて、いつも緊張状態である人のことです。
ふくカエル
たとえば、自分の理想を高く掲げすぎて、達成できな現状に自分を追い詰めて、息苦しくさせている人です。
いつも力みすぎているので、ちょっとしたことで、ビビったり、息苦しくなったりします。
なぜ、力みすぎるとダメなのかな?
情緒不安定になるから
まず、思いつめて力みすぎると、人は情緒不安定になるからです。
感情のアップダウンが非常に激しくなります。
ちょっとしたことで
- 大泣きする
- 非常にビックリする
- おどおど怯える
- 激しく落ち込む
- 苦悩しすぎる
と感情の振れ幅が大きくなります。
突然!
あかん!ダメだ!
こんな自分じゃダメだ!
と、人前だろうが一人だろうが、激しくもだえ苦しみだすのです。
ほんまにいきなりや豹変するから、周りの人はビックリして戸惑うのです。
ふくカエル
狂信的な言動が多くなるから
次に、思いつめて力みすぎると、狂信的な言動が多くなるからです。
狂信的になるとは、正常な判断力を失うくらいに、教えや考えを強烈に信じ込むことです。
たとえば、高額のツボを買うことです。
これ買うと、幸せになれるねん。
ウチ、買うでぇ。
とか、異常に他人を呪うことです。
あいつ、めっさ嫌いや
呪い殺してやる。
わら人形と五寸釘や。
自分の抱えている不安感や恐怖感、自分への不信感が大きくなればなるほど、
- 何かにすがりつきたい
- 安心したい
という狂信的な感情が大きくなります。
ちょっと理性を失った状態になるので、周りの人達にとっては異常に見えて、戸惑うのです。
本人は、いたってまともで正常であり、やっていることは正しいと信念を持ているので厄介なのです。
ふくネコ
こうなると、まともな指摘や助言をしても、ぜんぜん耳を貸さないようになります。
おかあちゃん、
めっさ怪しいで。近所で、うわさになってるで。
となるのです。
ふくカエル
たとえば、こんな感じ…
たとえばです。
自分が盲信しているジンクスを他人に強要したりします。
自分が一度「靴は右から履く」と決めたら、家族全員に強要するのです。
こんな感じです。
今日から、みんなも一律
「くつは、右から履くねんで!」わかったな。
文句や抵抗は却下や!
ふくカエル
そして、左から履いている誰かを発見しようものなら、感情をあらわにします。
なんで、お前さんは、
左から履いとうねん!
あたしの成功を
邪魔する気か!!
バチがあたるやろ!
なんで、言う通りに
してくれへんのじゃい。
あほちゃうか!
と、平気で怒鳴るようになるのです。
ふくカエル
でも、なぜ、このように力みすぎてしまうのかな?
自信がないから
どうして、このように力みすぎるのかと言うと、すべては、自分に対して自信がないからです。
自分に自信がないので、逆に全身に力を入れて身構えてしまうのです。
不安でおどおどするから
次に、不安でおどおどするからです。
自分の失敗への不安と恐怖で、全身に力が入ってしまうのです。
気負い過ぎるから
また、気負いすぎるからです。
自分に対して
- 高い希望
- 高い期待
- 高い理想
など、野望を抱いて気負い過ぎると、緊張しすぎて全身に力が入いるのです。
焦るから
さらに、焦りすぎるからです。
「自分の理想」と「現実の自分」のギャップが大きすぎると、焦りからドキドキして全身に力が入ってしまうのです。
自分の掲げた理想に
いつまでも
達成できないかも?と焦ると力んでしまう。
たまに、この焦りがマックスになると、つい衝動的になって感情を爆発させることもあります。
ふくカエル
押し潰されそうになるから
そして、いろいろなプレッシャーやストレスなどに押し潰されそうになるからです。
過度な緊張状態が続くと、どんどん心や体が萎縮して固くなるのです。
力みすぎると結果的にどうなるのかな?
不安が憎しみに変わる
その不安に長く耐えられないから、それが憎しみに変わり、自分自身にもほかのみんなに対しても向けられるのである。
人は力みすぎると、自分の不安を憎しみに変えてしまいます。
ふくカエル
自分自身だけでなく、他人にも抱く
そして、憎しみは、自分自身に対してだけでなく、他人に対しても抱くようになります。
ふくネコ
こんな風になっていきます。
現実逃避するねん。
でも、自己嫌悪に陥ると、
自分を常に否定し続け、さらに自分を傷つけていくので、
どんどん苦しくなって耐えられなくなります。
苦しすぎる。
こうした自己嫌悪の苦しみから逃れるために、次に責任転嫁をはかるようになります。
理想と現実のギャップを他者に責任転嫁することで、帳消しにしようとします。
たとえば、「自分は全く悪くない!」「こうなったのもあいつのせいだ!」と責任をなすりつけるのです。
責任転嫁がどんどんひどくなると、だんだんと相手に対する憎しみに変わってきます。
自分の至らなさは、すべて自分のせいなのに、
「あいつが憎くてたまらん!」と思い込むようになるのです。
あいつさえ、おらへんかったら、
今頃、成功してるはずやねん。くそ、忌々しい。
このように人への憎しみを深くすると、最悪の礼儀知らずになります。
人は「自分を否定し、傷つけ、憎む」という苦しみを避けるために、
自分を憎む代わりに自分以外の他者を憎むようになるのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
気負い過ぎない
まずは、気負い過ぎないようにします。
高い理想を抱くのはいいですが、
過度に意識しすぎて自分を拘束したり、追い詰めたり、無理しすぎないようにします。
ダメなときを認める
次に、ダメなときを認めることです。
世の中には
- 上手くいくとき
- ダメなとき
が普通にあることを悟ります。
そして、どんなに立派な人間でも「ダメなとき」は何をしてもダメであることに気づきます。
意地にならない
また、極度に意地にならないことです。
意地になりすぎると、現実の自分を認めづらくなるからです。
ふくカエル
そして、自分の中にある「こだわり」や「頑なに信じているもの」を手放す勇気を持ちます。
ふくネコ
自信を持つ
逆に、自信を持つようにします。
狂信的に何かを信じて、すがりつくのではなく、代わりに自分を信じるようにします。
不安に長く耐えない
さらに、自分が作った不安に長く耐えないことです。
ふくカエル
長く耐えれば耐えるほど、不満が出てくるからです。
これ以上ダメだなと悟ったら、一度止める勇気を持つようにします。
そして「自分を許す術」を持つようにします。
ふくカエル
自分の周りを理解する
そして、自分の周りを理解するようにします。
自分が理解されていないと思うのは、実は自分が周りを理解していないことが多いからです。
そうすると、どんなことに気づくのかな?
不安は、礼儀知らずにさせる
不安は、人を礼儀知らずにさせることに気づきます。
不安に駆られて力みすぎると
- 不安が生まれ悩み
- 情緒不安定になり
- 現状を恨むようになり
- 自分や他人を憎むようになる
なるのです。
不安は、人から礼儀正しい態度を奪い、人を無作法にさせることに気づきます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(アラン「幸福論」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第5章 人とのかかわりあいついて」
「No.132 礼儀正しさを学ぶ 3」
になっています。
お持ちの本とあわせて、ご覧いただけると本当に嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな考え方」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 無作法な人のもう一つの特徴に、力みすぎることがあげれます。
- 力みすぎるとどうしても不安になります。
- 不安は人を情緒不安定にさせます。
- 次第に思い通りにならない現状に悩み、自分の現状を恨むようになります。
- そして、他人や自分を憎むようになるのです。
- 不安は、礼儀正しい態度を奪い、人を無作法にしてしまいます。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。