家族をつくるもの、守るために必要なものとは?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第4章 行動について」
「No.116 家族とは意志の力でつくり、守るもの」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
家族とは意志の力でつくり、守るもの
家族というしくみは、司法のしくみに似ている。ひょんなことから生まれるのではなく、意志によってつくりだされ、守られるべきものなのである。
アラン先生「幸福論」より引用
何年か経つと、嫌になる!
わたしたちは家族になります!
幸せな家庭を築きます!
って最初は、とってもルンルンだったのに、
数年経つと・・・、
新鮮さがなくなって、代わりにいろいろな不満がたまって、
愚痴ばかりを言う毎日になってしまうことが多々あります。
でも、なんでこうなるのお?
カエル風アラン先生の言葉
アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
家族を築くというのは
なまやさしいものじゃないねんで。
家族を守るために
いろいろな守るべきルールが
あるし、
かえってそのルールに
束縛されることもあるねん。
でもな、ちゃんと守って
努力しないといけないねん。
それが家庭の平和を
維持する秘訣やねん。
家族をつくるもの、守るために必要なものとは?
これです!
意志の力!
意志の力とは、
- いい家族を築くぞ!
- 家族を絶対に守るぞ!
と強く心に決めて、実現するために一生懸命に努力する「意志の力」のことです。
そして、この「意思の力」は、家族のメンバーひとりひとりのものが必要になります。
なぜ、意志の力が必要なのかな?
簡単にはつくられないから
なぜなら、家族というものはそう簡単につくられないからです。
こんにちは!
はい、こんにちは!
じゃあ、明日から家族でっせ、
仲良くしまひょ~~!
な~んて、
昨日まで赤の他人だった人と、明日から即家族なんてことは成立しないのです。
ふくカエル
ふくネコ
家族を築き上げるには、相当な努力と強い「意志の力」が必要なのです。
たとえば、こんなプロセス!
たとえば、次のような、
家族をつくり上げるには、なが~いプロセスを踏みます。
言葉にするとちょっと恥ずかし過ぎますが、いろいろと考えて検討してつくり上げていきます。
もちろん、いろいろなバリエーションもありますが、
どんなプロセスであっても、そこには「意志の力」が必要になってくるのです。
それに、壊れやすいから
それにです。
そもそも、家族は非常に壊れやすいものだからです。
なんと言っても、「考え方の違う人間同志」が共に暮らすのです。
いろいろな出来事が起こると、考え方の違いから衝突することも、対立することも普通にあります。
たしかに、時を経るごとに理解が深まり、互いの結束が深まる場合もありますが、
でも、より互いの事情が明らかになって、より関係が複雑になる場合もあるのです。
さらに、新しい家族が増えると、もっと考え方の違う人間が増えることになります。
いろいろな出来事が起こり、むずかしい問題が生じるのは当然です。
中でもデリケートな問題は、家族の関係をより複雑にして、傷付きやすい繊細な家族になる場合もあります。
危険から守るためにも必要だから
そして、いろいろな危険から家族を守るためにも必要だからです。
人間関係だけじゃなく、災害や事故などいろいろな出来事の中に潜む危険から守るためには、
「意志の力」が必要になってくるのです。
じゃあ、「意志の力」を発揮するには、どうすればいいのかな?
家族を守る意志を持つ
「意志の力」を発揮するためには、「家族を守るのだ!」という意志を持つことです。
具体的には、
- 一時の衝動の中にある危険性を理解する
- 所作をコントロールする
- 自分の大切な感情を守る
- 結婚は解消できないものだと考える
- 家庭内のゴタゴタを収める
などを意識します。
1.一時の衝動の中にある危険性を理解する
まずは、とくに一時的な衝動の中にある危険性を理解します。
そして、一時的な衝動に駆られて、大事な家族を傷つけることだけは避けるようにします。
感情的になって、相手の心をえぐるような言葉や行動を慎みます。
2.所作をコントロールする
次に、理性を失って衝動的な行動にならないように、自分のふるまいや(所作)などをコントロールします。
相手に対して、いつも礼儀正しくふるまうことを心がけます。
3.自分の「大切な感情」を守る
また、衝動的な感情に負けないように、自分の「大切な感情」を常に意識して守ります。
そして、
自分の大切なものは何か?
それは家族を守ることである!
と、いつも自問自答する機会を持ちます。
家族を失うと、実際自分がどんな風になるのかをリアルに想像してみると実感がわきます。
「突然家族を失う衝撃」をリアルに想像できる人は、無茶なことをしようとは思いません。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
大切なものを壊してまで、一時的な感情に囚われて無謀なことをしようと思わないです。
4.結婚は解消できないものだと考える
さらに、結婚は解消できないものだと考えます。
ふくネコ
なにがなんでも「結婚は解消するもんじゃない!」と必死になると、
何がなんでも修復してやる!
と意欲が、強い「意志の力」が湧いてきます。
ふくカエル
5.家庭内のゴタゴタを収める
そして、できるだけ家庭内のゴタゴタを収めるようにします。
たとえば、
- 信頼関係を大切にする
- 家庭内の平和を保つルールを決める
- お互いの存在を尊重する
- 自分の表情をコントロールする
などです。
信頼をつくる
まずは、信頼関係をがっちりつくります。
家族ひとりひとりの存在を大切にして、尊重します。
家族を自分の所有物のように扱わないことが大事です。
たとえ自分の子どもであっても、その子の成長に応じて、大切な個性や人格を正しく尊重します。
ルールをつくる
次に、家庭の平和を保つルールをつくります。
最低限のモラルをお互いに課します。
- 自分勝手、自分本位、我がままにならない
- やってもらって当然と思わない
- 自分のことは自分でする
- 一定の節度を守る
- やつあたりをしない
- 相手に過大期待しない
- 互いに居心地のよい空間をつくることに専念する
ふくカエル
お互いの存在を尊重する
次にお互いの存在を尊重して、プライバシーを大切にします。
適度な距離感を保ち、互いに過剰に干渉し合わないようにします。
ふくネコ
自分の表情をコントロールする
自分の表情をコントロールすることに努力します。
どんなにありのままの自分を見せられる環境だとしても、
家庭内のごたごたを引き起こし、家族のメンバーを不愉快にさせるような感情や態度は許されないことだからです。
そうすると、どうなるのかな?
家庭内のゴタゴタがなくなる
まずは、
何が何でも家族をつくるぞ! 守るぞ!
という「意志の力」が空回りせずに、家族ひとりひとりにちゃんと理解されて浸透すると、
家庭内のゴタゴタがなくなってきます。
結婚の誓いが役立つ
次に、「意志の力」を信じて一生懸命に努力していると、意外なことに気づきます。
それは、
結婚の誓いが非常に役立っている
ことです。
実はです。大きな声では言えないのですが、
神さまに誓う神聖なものである「結婚の誓い」は、破ろうと思えば簡単に破られるものです。
でもです!
「結婚の誓い」は、
絶対に守るべきものだ!
絶対に解消できないものだ!
と、お互いに考えを一致させ、強い信念を持つことができれば、
お互いから「強い意志の力」を引き出し、とてつもなく大きな力を発揮することができます。
すると、たとえどんなに酷いゴタゴタが生じたとしても、
お互いに家庭内の平和を壊さないように、心を一つにして必死に努力することができるのです。
「結婚の誓い」は、お互いを引き離すことができない
「接着剤」
になるねん。
まとめてみたkerokero
- 家族をつくり、守るものは、家族ひとりひとりの「意志の力」です。
- 家族は簡単につくれるものでないです。また非常にこわれやすいものです。
- なので、家族をつくってもそのままにせず、いつも一生懸命に努力して、守るべきものなのです。
家族は作り上げるもの必死ですが、壊れないようにキープするもの必死にならないとダメのです。
家族は簡単に壊れないと思っている人が多いですが、実はとてもデリケートなものです。
ひとりひとりの信頼感を大切にして、
ひとりひとりの「意志の力」を出しあって、
日々の暮らしの中での「家庭の幸せ」を維持することが大事なのです。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。