仕事で、相手に勝つ方法とは?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第6章 仕事について」
「No.152 神経を集中する」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
神経を集中する
ところが、一か八かに身をまかせると、相手の剣に刺される前に、待ちかまえていた不運が心に浮かんでしまう。この恐怖は実際に負傷するよりたちが悪い。
アラン先生「幸福論」より引用
決闘で相手に勝つ!
ところで、決闘したことがありますか?
って言われたら、
なんでやねん!決闘なんて
いつの時代やねん!って、なる。
もちろん、現在では「決闘で相手に勝つ!」という状況はありえないです。
でもです。
仕事をしていると、命をかけるまではいかなくとも、似たような場面に出くわします。
ここは、どうしても相手に勝ちたい!ってな感じです。
ふくカエル
カエル風アラン先生の言葉
このような、どうしても相手に勝ちたいときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
そうやなあ。
仕事をしとったら、
ライバルも増えてくるし、
抜き差しならぬ真剣勝負も出てくる。
でも、大丈夫やで。
そんなときでも、ひるまずに
勝つ方法があるねん。
勝つ方法とは、これ!
これです!
全神経を集中させることです!
自分の全神経を、自分のことや相手の動向に集中させるのです。
なぜ、全神経を集中させると、いいのかな?
余計なことを考えずにすむから
まず、全神経を集中させると、
邪念(よくない思い)など、余計なことを考えずにすむからです。
たとえば、邪念を抱くと、
- 弱気になる
- 及び腰になる
- ガクガクする
- 一瞬でも負けがよぎる
というような不安や恐怖に駆られて、目の前の勝負に集中できなくなり、自滅して負けてしまうからです。
一か八かをしなくなる
また、全神経を集中させると、一か八かに身を任せることがなくなります。
ふくカエル
真剣勝負のときに、一か八かに身を任せると負けることが多いです。とくに心配性の人であれば、必ず負けます。
なぜなら、気の迷いが必ず出るからです。
ふくネコ
ひょっとして
おれ、負けんじゃね?
と、心に浮かんでしまうともうダメです。
動揺してしまった時点で、闘争心が半減してしまうからです。
こうなると、相手に負かされるより先に、自分で自滅します。
ふくカエル
なので、一か八かでも勝機を得る人は、根性がすわっている人やと思うのです。
たいがいの人は、不安が頭をもたげてしまうので、たいがい自分で墓穴を掘ってしまいます。
実力を存分に発揮できるから
さらに、全神経を集中させると、自分が思っている以上に実力を発揮できるからです。
ふくネコ
自分に向けて全神経を集中させると、
今、自分のするべき行動が
何なのか?
が、明確になり、
ここは、自分の実力を
最大限に出すことだけなんや!
と、ハッキリ自覚することができます。
自分のすべきことがハッキリと分かる時点で、勝機をつかめます。
じゃあ、どうすればいいのかな?
3つの集中
3つの集中を意識します。
- 自分のことに集中すること
- 相手のことに集中すること
- 集中力を維持すること
1.自分のことに集中する
自分のことに集中する
まず、自分のことに全神経を集中させます。
考えることは、自分が勝利することだけです。
くじけそうになる弱い心、不安感、恐怖感などはシャッターアウト(締め出しす)します。
不安や恐怖は、合図だと思う
もし、不覚にも不安感や恐怖感を感じてしまたったら、それは合図だと思うことです。
全神経を集中させているときは、
そもそも不安や恐怖を感じる余裕がないはずだと考えます。
そして、不安感や恐怖感を感じた時点は、
自分の集中力が途切れた証拠だと考えるのです。はい。
ふくネコ
単純に合図や信号だと考えることで、それ以上不安感や恐怖感に囚われずにすむのがいいです。
うわ、今、不安感を感じたやん!
集中してへん合図やんか!と、単純に考えることで
それ以上不安や恐怖に
引きずられなくなるねんで。
自分の実力を発揮することに集中する
そして、自分の実力が十分に発揮できることだけに、全神経を集中させます。
2.相手のことに集中する
相手のことに集中する
次に、相手のことに全神経を集中させます。
考えることは、相手の動きや息づかいを瞬時に理解できるぐらいに、相手の動静に全神経を集中させることです。
- 次にどんな行動を起こすか?
- 何を言ってるのか?
など、はっきりと認識します。
ふくカエル
エビのような触覚を持つねん。
相手の「次なる攻撃」が見えたら、勝ったも同然になるのです。はい。
3.集中力を維持する
集中力を高める
そして、自分の集中力をできるだけ高めるようにします。
実は、人はそれほど長時間集中することができません。
ふくカエル
なので、できるだけ集中する状態がキープできるように、なるべく途中で途切れないように鍛錬します。
たとえば、技を身につける
まずは、自分の全神経を集中させる技を身につけます。
ふくカエル
1.ルーティーンを決めておく
まず、ルーティーンを決めておきます。
何か一つ「一定の動作」を決めておいて、その動作をすることによって、自分の集中モードのスイッチを入れるようにします。
ふくカエル
たとえば
バットを一定の動きをする野球選手です。
イチロー元選手がそうでした。
最後に肩のところの袖をちょっと上げるところが印象的でした。
ボールをポンポンと地面に打ち付けるテニス選手とかよくいます。
実は、わたしもこれをやったら「ゾーンやねん!」としている動作があります。
それは、お祈りのポーズのように手を組んで、大きく息を吸うことです。
試験前に、机の上で手を組んで、鼻から息を吸って口から吐いてました。
2.雑念を払う
次に雑念を払うことです。
いざ集中しようとすると、ひょんと変な事に気をとられたりします。雑念が出てきます。
これは集中を妨げる厄介なものです。
もちろん、雑念が出るようなものを近くに置かないようにするが一番です。
でも、どんな時でも集中するには、自分から雑念を払う方が効率がいいです。
ちなみに、わたしは雑念が出てきそうな気配がしたら、
その時点で、その気配を雑紙のようにくしゃくしゃと丸めて、ゴミ箱に捨てるようにイメージしています。
できるだけ映像でイメージするといいです。
何度かやっていくと絶大な効果がでてきます。
3.毎日やってみる
以上のことを毎日やってみます。
なんと言っても、習慣化するには毎日くり返し練習するのが王道なのです。
そのうちだんだんと身についてます。
ふくネコ
4.脳みそを意識してみる
また、大事なことは、毎日の練習の上で自分の「脳みそ」を意識してみることです。
集中するのは、誰でもない「自分の脳みそ」だからです。
なるべく最高のコンデションになるように調子を整えておきます。
そうすると、自然と暴飲暴食や睡眠不足を避けたり、健康維持に努めたりするようになります。
ふくカエル
5.最後まであきらめない訓練をする
そして、最後まであきらめないように訓練をします。
集中力と共に意志力をも鍛えます。
具体的には、集中する時間を制限して、最後の最後まであきらめないように訓練するのがお勧めです。
これによって「自分の極限・限界」を知ることができます。
たとえば、試験終了10分前になっても、そこであきらめるのではなくて、最後の最後まであきらめずに頑張ってみます。
ふくネコ
そうすると、突然、頭がぐるぐる高速回転できる瞬間が訪れてきます。
ふくカエル
この経験を何度か重ねると「自分が集中しているゾーン」がリアルに分かります。
ふくカエル
ふくネコ
たぶん爽快になったのは、極度の興奮状態になったために、
アドレナリンが過剰分泌したからだと思います。
アドレナリンはホルモンの一種で、適度なストレスがかかると分泌され、運動能力や脳を覚醒化して集中力を上げる働きがあります。
ふくネコ
でも、これには注意点があります。
アドレナリンの過剰分泌が続くと精神状態が不安定(怒りっぽくなったり、キレやすくなる)になるというデメリットもあるからです。
ふくカエル
そうすると、どうなるのかな?
自分で自分の足を引っ張ることがなくなる
全神経を集中させると、自分で自分の足を引っ張ることがなくなります。
自分の弱い心を排除して、仕事の上で相手に勝つ事だけに必死になれます。
最高のパフォーマンスができる
全神経を集中することができると、最高のパフォーマンスができるようになります。
ハッキリ見えるようになる
また、全神経を集中させると、
自分の行動や相手の行動がハッキリ見えるようになります。
ふくネコ
相手につけ込まれずにすむ
さらに、スキを与えないようにでき、相手につけ込まれずにすみます。
たとえば、相手からのあらゆる妨害を受けても、全神経を集中することのみに専念していれば、じらされることもなく、イライラせずにすみます。
ふくカエル
ふくネコ
宮本武蔵の「小次郎破れたり」です。相手を待たせてジリジリイライラさせるのは、相手の隙につけこむ常套手段です。はい。
一番の敵に気づく
そして、全神経を集中させることで、
やはり、
自分の一番の敵は、
自分の不安や恐怖心である!
ということに気づけます。
まず、相手に勝つためには、
- この不安と恐怖心に打ち勝つこと
- そのために、集中力を持続させること
などが、とても重要で必要になってくることに気づきます。
まとめてみたkerokero
- 相手との闘いに勝つためには、自分の全神経を集中することです。
- まず、自分の内面に向かって神経を集中させます。
- 次に、相手の動きを瞬時に理解できるように、相手に向かって神経を集中させます。
- そして、できるだけ集中を維持することです。
- この3つが出来れば勝てます。
「仕事上の闘い」や「その他の真剣勝負」に、とてつもなく強い人間は、
全神経を集中させる能力が
とてつもなく高い人
であることは、たしかです。
究極になると、
集中力がある方が
勝負を制するということやねん。
これは、ちっとも
言い過ぎとは違うねんでぇ。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。