賢人の知恵の構成について
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、賢人の知恵の本の構成についてお知らせします。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全240テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
バルタザール・グラシアン先生について
バルタザール・グラシアン先生(1601~1658)は、17世紀スペインの哲学者、神学者、イエズス会司祭で、そして数多くの著作を残した著述家さんです。
イエズス会の神学校で教鞭をとる傍らで執筆活動を始めました。
F・ニーチェ先生
A・ショーペンハウエル先生
ラ・ロシュフーコー先生
森鴎外先生
方々に多大な影響を与えた人です。
本の構成について
本について
賢人の知恵の本については、
- 「バルタザール・グラシアンの賢人の知恵」齋藤慎子訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 「賢く生きる知恵」野田恭子訳 イースト・プレス
- バルタザール・グラシアンの”すごい”頭のいい生き方」佐藤喬訳 三笠書房
- 「至高の哲人バルタザール・グラシアン300の金言」金森誠也 PHP研究所
といろいろなところから出版されていますが、これからは
- 「バルタザール・グラシアンの賢人の知恵」齋藤慎子訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン
の本をもとにご紹介していきます。
8章 240テーマ
「賢人の知恵」は全8章、240テーマからなります。
1章、人とのかかわりあいについて
2章、駆け引きについて
3章、会話について
4章、知性について
5章、自分自身について
6章、才能について
7章、成功について
8章、人生について
です。
1章から3章
このうち1章から3章までは人間関係に関するテーマです。
人間関係について3つの視点から分けて問題提起しています。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
4章から6章
4章から6章は、自分の内面に関するテーマです。
ここでも3つの視点に分けて問題提起しています。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
【知性について】
知性とは、ものごとを考えたり判断する能力のことをいいます。
本には、観察力、判断力、洞察力というキーワードが結構出てくるので、
- 物事について対処する能力
- 答えを引き出す能力
- 人生を生き抜ける根本的な能力
のことだと考えています。勘違いだったらごめんなさい。独断です。
【自分自身について】
自分自身については、感情、信念、自尊心、性格というキーワードが出てくるので、
- 自分の中身の真価の確立
ことだと考えています。
【才能について】
才能とは、素質や訓練によって発揮される、ものごとを最後まで成しとげる力のことをいいます。
ここは、このまま
- 自分の持って生まれた素質
- 訓練によって手に入れた技能や能力
ことだと考えています。
7章
7章は、成功に関するテーマです。
今でも通用する知恵ばかりで圧倒されます。
8章
8章は、人生に関するテーマです。
とても難しいテーマばかりで、これからも考え続けないとダメなんだろうなあと思っています。
きっと、これから先いつまでも「これが正解だ!」と言いきれないのだと思っています。
ごちゃごちゃになる原因
テーマが重複している
実は、「賢人の知恵」のレビューで、「ごちゃごちゃして矛盾しているところがある」と指摘を受けています。
ふくカエルも最初は戸惑いました。各々の章で重複するものがあるからです。
でもです。
それぞれの大きな章の視点から立って各テーマを考え直すと矛盾はないのです。
秘密について
- 自分自身だけの秘密
- 他人と共有する場合の秘密
でも、立ち位置が違えば論点も変わってきます。
「賢人の知恵」【自分自身】これだけは死守したほうがいいこと。
欠点について
- 自分の欠点
- 他人の欠点
でも、問題点が変わってきます。
寛大さについて
「寛大」についてもそうです。
つきあい方について
- 平凡な人とつきあう
- 優れた人とつきあう
についてもそうです。
一見矛盾するようですが、ちゃんと成立します。
- 自分の才能発揮の場面
- 自分の才能を磨く場面
と分けて考えると何も矛盾することがなくなります。
「賢人の知恵」どうやっても敵わない人物が現れたら、すること。
「賢人の知恵」自分をよく見せたいときに、覚えておくといい知恵とは?
でも、自由に感じるのが正解みたい!
人はそれぞれ
ひとにはそれぞれの感じ方があります。
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」を勉強していくにつれて、
「もっと大らかに理解してもいいんだよ!」
とバルタザール・グラシアン先生は、言っているように思えてきました。
その人その人の人生でいろいろな経験を通じて、もっと大らかに自分の思ったように理解すれば、
すべて正解なんだ!
と今思っています。
まとめてみたkerokero
- バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」は8章からなります。
- 大まかには3部構成です。他人との関わりあい、自分との関わりあい、人生そのもの関わりあいです。
- テーマに矛盾が生じているように見えるのは、各々の章に重複するテーマがある点と、わたしの理解力不足、文才のなさによる点です。
- どうしたら矛盾しないように記事を書けるか、目下検討中です。ごめんなさい。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。