思い出が少ない人に知らせたい、とっておきの方法とは?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第7章 幸福について」
「No.162 かけ足でものごとを見ない」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
かけ足でものごとを見ない 1
かけ足でものごとを見ていたら、みんな同じように見えてしまう。
アラン先生「幸福論」より引用
思い出が少ない!
振り返ると、
あんまり思い出がないんだよなあ?
と、悩んでいませんか?
カエル風アラン先生の言葉
このように悩んでいるときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
思い出が少ない
と、悩んでいる人にはね、
共通する「一つの癖」があるねん。
その癖がないかどうか
ちょっとチェックして
欲しいねん。
「あれ? ほんまなやあ!」
と思ったら、癖を直すように
気をつけたらいいねん。
そしたら、思い出が増えるねんで。
とっておきの方法とは、これ!
これです!
何でもかんでも、かけ足で見てしまう癖を直す!
ことです。
思い出を残せない人には、
「何でもかんでも、かけ足で見てしまう」という癖があります。
ふくカエル
- 時間を非常に気する
- 計画通りにものごとが進まないと、すぐにイラっとする
という特徴があります。
実は、せっかちな人ほど、
思い出が少ないねんでぇ。
ふくネコ
なぜ、かけ足で見るとダメなのかな?
ものごとの本質に迫れないから
実は、かけ足でものごとを見ると、そのものの本質に迫ることができないからです。
同じようにしか見えないから
まず、かけ足で見ると、なんでも同じようにしか見えないからです。
あれも見なくちゃ、これも見なくちゃ!
と走って見ると、
よほどの動体視力がないと
もっと同じに見えてしまう。
表面をサラッと見るだけなので、流れる景色を見る感じになり、全体的に印象が薄くなるのです。
ほかの言い方をすれば、一応「自分の目」で見てるけど、「心の目」では見てない状態になります。
ふくカエル
「心の目」で見ず、サラッと見るだけなので、ありきたりな「印象」になってしまうのです。
ふくネコ
なので、せっかく旅行に行っても、印象がうすくてペラッとした思い出しかないのです。
リアルな体験ができないから
次に、かけ足で見ると、リアルな体験ができないからです。
ものごとの表面をサラッと感じるだけなので、「生々しい感情」が湧いてこないのです。
ふくネコ
どんなものでも同じですが、
人は、自分の手に取って、そのもののリアルな感触を持たずに過ぎ去ってしまうと、
どうしても強い印象が残らず、記憶があいまいになり、思い出として残らないのです。
興奮しないから
さらに、かけ足で見ると、ぜんぜん興奮しないからです。
ふくカエル
- 全部同じに見える
- 生々しい感情が湧かない
- リアルな感触がない
となると、
- 新鮮さを感じる
- 新しい発見をする
といったその現場でしか味わえない「刺激」を受けて、興奮することがなくなります。
興奮しなければ、探求心もなくなります。思い出にならずに終わってしまうのです。
ふくネコ
じゃあ、思い出を増やすために、どうすればいいのかな?
とっておきの方法とは、これ!
そこで、とっておきの方法とは、これです!
- じっくり見るようにする
- 五感で感じる
- 予定を気にしない
です。
1.細部まで見るようする
まずは、出来るだけ時間的余裕をもって細部まで見るようにします。
ものごとをサラッと見ただけで「はい!終わり!」としないことです。
2.自分の五感で感じとる
細部まで見るようために、自分の五感で感じとるようにします。
五感(目、耳、鼻、口、肌)で感じると、有意義な体験ができます。
ふくカエル
まず、目で味わいます!
まず、自分の目で味わってみます。
さらっと見て終わるのではなく、真剣にじっくりと観察します。
ふくカエル
たとえば、きれいな装飾品や芸術品なら、細かい部分までしっかり見ます。
そうすると、自分の目で感じ取った印象が残ります。
次に、耳で味わいます!
次に、自分の耳で味わいます。
たとえば、
- 自然の音
- 人の声
- 動物の声
など、いろいろな音を意識的に聞いてみます。
自分の身近な音と比較してみたり、音程やリズムを感じます。
また、鼻で感じてみます!
また、自分の鼻で感じてみます。
自分の周りにあるニオイも感じとってみます。
その土地、その場所でおりなす特徴的な匂いに敏感になってみます。
たとえば、
- 森林の多いところの匂い
- 海に近いところの匂
- 産物があるところの匂いなど
その土地ならではの匂いを嗅いでみます。
くんくん!
お好み焼のソースの匂いがする!
さらに、味覚で味わってみます!
さらに、自分の味覚で味わってみます。
たとえば、その土地の産物を舌で味わってみます。
時間をかけてゆっくりと味わうのがいいです。
その土地の名産には、必ず歴史があるので、その背景などを想像して味わうと、さらに奥行きが深くなります。
言い伝えを教えてもらうと感激します。
甘いものを食べると感動するねん。
そして、肌で触れて感じてみます!
そして、全身の皮膚でものに触れて感じてみます。
「見た目の感じ」と「実際に触った感じ」が違うことは普通にあります。
ごつごつした感じだったのに、実際にさわると柔らかくて不思議な感じってあります。
たとえば、空気や風です。
全身の肌で感じ取ってみると、普段の空気や風とは違った趣(おもむき)があります。
滝のしぶきって本当に爽快な気分になるよね。
ふくネコ
ふむふむ。
感じこんななんだなあ!と思うことが
ぎょうさん(訳:たくさん)あるねん。
3.予定を気にしない
そして、予定をぎちぎちに気にしないことです。
これは、したらアカンねん。
計画通りに進めることをやめて、時間的余裕を持つようにします。
ふくカエル
時間的余裕があると、人はゆったりするし、焦ることが少なくなります。
心の余裕があると、「心の目」でものごとを見るようになります。
4.何か発見してやろう!と思う
そして、いつも
何かを発見してやろう!
と思うようにします。
このような意気込みで、目の前にあるものごとを見るようにすると、
自然と細部まで見るようになり、新たな発見へとつながります。
そして、自分にとって印象深いもの変わってきます。
たとえば、
帰ってから、
あの子(大好きな人)に伝えよう!
と思うだけでも、すべてのものがイキイキと見えるようになります。
ふくカエル
そうすると、どうなるのかな?
リアルな体験ができる
まずは、リアルな体験ができます。
時間をかけてじっくりと見たり、感じることで、より深く関われるからです。
いろいろな発見ができる
次に、かけ足でものごとを見ることを止めて、じっくりと見るようにすると、いろいろな発見ができます。
いろいろな発見は、そのまま「素敵な思い出」となり、自分の人生にとって「価値あるもの」になります。
ふくネコ
心にゆとりができる
そして、かけ足でものごとを見るのをやめると、「心にゆとり」ができます。
「心にゆとり」が生まれると、未知なるものに出会たときに、ユニークで柔軟な発想が生まれます。
そして、このゆとりとユニークで柔軟な発想が、新たな思い出をどんどん作っていきます。
まとめてみたkerokero
- 思い出を増やすには、何ごともかけ足で見ないことです。
- ものごとを表面だけサラッと見ただけでは、ものごとの本質に迫ることができません。
- 細部まで見るようにすると、印象が強くなります。
- ものごとを五感でじっくり味わえば、有意義な体験ができます。
- 時間的余裕を持つと、心の余裕が生まれて、じっくり見るようになります。
- 探求心を持ってみると、新たな発見をすることができます。
人生100年と言われていても、たかが100年です。
あっという間に過ぎてしまいます。
なので、ものごとをサラッとかけ足で見るのはもったいないです。
腰を据えて、じっくりと見るようにしたいです。
自分の中に、思い出として何かを残さないと、せっかく生まれてきたのにもったいないです。
何ごとも、二度と味わえないかもしれない貴重な時間だったと考えてみます。
一期一会です。
目の前のものごとにも「一期一会」の考え方を通してみると、大きな思い出となります。
ちょっと足を止めるだけでもいいのです。
足を止めて感じてみることが、思い出をつくる第一歩やと思います。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。