礼儀知らずな人の特徴 その1
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第5章 人とのかかわりあいついて」
「No.131 礼儀正しさを学ぶ
2」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
礼儀正しさを学ぶ 2
無作法とはいわば、いつでも脅しのようなものなのである。
アラン先生「幸福論」より引用
礼儀知らずな人
社会に出ると、ある日ふと気づくことがあります。
自分が考えていた以上に、「礼儀知らず」なことや人が普通に横行していることです。
本来は、良くないものであるはずなのに、堂々と通用していることに気づくのです。
ふくカエル
でもです。
たしかに、最初は「なんて礼儀知らずな!」と違和感を覚えるのですが、
そのうち、だんだん自分の感覚も毒されてきます。
ふくネコ
気づくと、自分も「礼儀知らずな集団」に仲間入りしているのです。
ほんまにビックリするねん。
いつの間にか
礼儀知らずになっとるねん。
礼儀正しさについての感覚がマヒする前に「何が礼儀知らずなのか?」を知っておくといいかもしれません。
ふくカエル
カエル風アラン先生の言葉
「何が礼儀知らずなのか?」が非常にあやふやで不安なときに、
アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
たしかにアカンけどな、
「礼儀知らず」な人は
けっこうようけおるで。
(訳:たくさんいるよ)
礼儀知らずって
世間に揉まれていくと
感覚がマヒしてもうて、
よう分からんようになるねん。
「大人の事情」とかなんとか
言ってごまかすことが
日常茶飯事になるからやと
思うねんな。
でも代表的な特徴があるから、
2つばかりあげとく。
もし、
自分にもあるんやったら
直した方がいいと思うねん。
礼儀知らずな人の特徴とは、なにかな?
特徴とは、これ!
このテーマにおいて、
「礼儀知らず」な人の特徴としてあげるタイプは、次の2つになります。
- 粗野な人
- せっかちな人
です。
粗野な人とは、人当たりが荒々しくてがちゃがちゃしている人のことです。
相手の気持ちを考えずに、一方的に自分の気持ちを押し付けてきます。
せっかちな人とは、落ち着いて待つことができず、先を急いで気ぜわしい人のことです。
片時も落ち着かず始終イライラしているので、人を不安にさせます。
でも、なぜ粗野な人はダメなのかな?
相手の気持ちを推し量らないから
まず、粗野な人は、相手の気持ちを推し量らないことが多々あるからです。
たとえば、
しきたり、道理をあまり重要に考えずに、自分の考えを中心に考えます。
微妙な周り人達の事情や雰囲気に無頓着になったりします。
たとえば、
おら~、急いでるねん。
電車を出せーー!
殺生な!
電車故障してますねん。
無理でっせ~。
だの、
「ぼくがこれして!」って
言ってるねんから、
最優先にしてよ。
だの、
あたしの子どもを
一番先に見てよ。
だの、勝手極まりない態度で暴走して、礼儀正しさなんて吹っ飛ばすのです。
ふくカエル
立ち振る舞いが乱暴になるから
次に、粗野な人は、立ち振る舞いがとにかく乱暴になるからです。
立ち振る舞いを意識しないので、なにかと趣(おもむき)がなくなるのです。
乱暴な動作や言葉などは、必ず人当たりを悪くして「礼儀知らず」な態度になります。
脅すことなるから
それにです。
粗野な人の態度は、相手を脅す道具にもなるからです。
たとえば、これです。
おれの酒が飲まれへんって、
言うんかい?
相手の気持ちを考えずに、自分の気持ちを押し付けてがちゃがちゃと強要することです。
ふくカエル
ふくネコ
ちなみに、「アルハラ」とは、アルコール・ハラスメントのことです。
また、なぜ、せっかちな人はダメなのかな?
いつもイライラしているから
せっかちな人は、いつもイライラしているからです。
イライラを自分の中で解消できないので、イライラ感をそのまま顔に出したり、態度に堂々と出てしまいます。
はよ、せんかい!
がお~~~。
このイライラ感をところかまわず見せる態度自体が、相手の気持ちを暗くさせ、不快感を与えるのです。
相手に不快感を与える時点で、立派な「礼儀知らず」になります。
ふくネコ
自分のペースを押し付けるから
また、せっかちな人は、自分のペースを人に押し付けるからです。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、自分のペースに合わせない人を非難します。
僕のペースに
なんで合わせられへんの?はっ?なんか文句あるか?
また、たとえば、
時には自分のペースに合わせるように強要したりします。
ぼくのペースに
絶対に合わせてもらわな
アカンで。舐めとったら
痛い目にあわせるで。
挙句の果てには「ペースを乱された!」と怒ったりするのです。
君のせいでめちゃくちゃに
なったやんか!もう、どないしてくれるん?
全部、君のせいやで。
なんて、平気でクレームつけたりします。
ふくカエル
これらは、すべて「礼儀知らず」な態度になるのです。
人の話を最後まで聞かないから
さらに、せっかちな人は、人の話を最後まで聞かないことが多いからです。
イライラしているので、
- 相手を必要以上にせかす
- 勝手に結論を決めつける
ようになります。
これがまた、非常に「礼儀知らず」な態度になります。
周囲の負担になるから
そして、せっかちな人は周囲の負担になるからです。
いつも神経質でピリピリしている態度が、周囲の人たちにピリピリ感を伝染させ、気持ちを激しく動揺させるのです。
あの人せっかちやから、
しんどいわ~。となるねん。
周りの雰囲気を台無しにすることは、「礼儀知らず」以外の何物でもないです。
でも、誰にでもある!
でもです。
このような礼儀知らずな態度は、誰にでもあります。
- 大きな態度
- 小さな態度
などの程度の差があるだけなのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
まずは、自覚してみる
まず、自分が
- 粗野な態度
- せっかちな態度
がないかどうかをチェックして、自覚してみます。
チェックしてみる
次に、自分の態度をチェックしてみます。
- 1.自分が荒っぽいところがないか?
- 2.トンチンカンなことを言ってないか?
- 3.融通の利かない態度をとっていないか?
- 4.他人を脅していないか?
- 5.いつもイライラ神経質じゃないか?
- 6.人の話を最後まで聞いているか?
- 7.決めつけや思い込みが激しいくないか?
- 8.周囲をせかしていないか?
- 9.周囲の負担になっていないか?
リアルに想像してみる
さらに、「礼儀知らず」な態度が、どのような印象を与えるのかをリアルに想像してみます。
さらに、もし、自分が同じようにされたら、どんなに不愉快な思いをするかをリアルに想像するのです。
そして、
自分が、他人からされて嫌だと思う態度や行動は、
他人に絶対にしない!
と心に誓います。
そうすると、「礼儀知らず」な態度は直せます。
ふくカエル
そうすると、どうなるのかな?
次のことに気づく!
自分の中の「礼儀知らず」な面を見つけ出して、直すことで、次のことに気づきます。
礼儀知らずは、立派な脅しになる!
ことです。
「礼儀知らず」で無作法な態度には、たしかに「脅し」の要素があります。
たとえば、
- 威嚇する
- 怖がらせる
- 脅しつける
- 嫌味をきかせる
- 威圧する
- にらむ
といった態度は、
必ず、相手から次のような感情を引き出すのです。
- 相手を困惑させる
- 不安な気持ちにさせる
- 不信感が芽生える
- 心理的に追い詰める
- 恐怖を感じる
- 非常に不愉快になる
そして、人間関係を大変危ういものにします。
まとめてみたkerokero
- 「粗野な態度」や「せっかちな態度」は無作法になります。
- どちらか一方でもアウトです。
- 無作法には、脅しの要素があることに気づくことが大事です。
あたしは誰にでもフランクにつき合うのがモットーなの!
という人がいます。
たしかに、率直で、遠慮のないさまや気取らないさまは、人を和やかな気持ちにさせます。
ふくカエル
しかし、だからと言ってです。
そこに粗野な態度やせっかちな態度が垣間見られて、
相威圧するような印象を相手に与えているとしたら、やっぱりアウトなんだと思います。
これは、結構よくあるケースです。
友達、カップル、家族など、仲良くなりすぎて遠慮のない人間関係に起こりやすいことです。
自分を振り返ってみると、非常に恥ずかしくなった「わたし」が現にいます。
ふくカエル
はい。だから直そうね。はい。はい。はい。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。