不安や恐怖で身体が動かなくなったときに、気づいてほしいこと
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
ガクガクする!
自分は安全な場所にいると理解していても、高層ビルから下の風景を動画などで見せられると、
- ひどいめまいがする
- 胸がドキドキする
- 手足がガクガクして震える
- 顔がひきつる
- 声が出ない
といった状態になることがないですか?
実は、これには
大きな原因があるんだす!
気づいて欲しい大きな原因とはこれだす!
これです!
想像力は身体に直接影響をおよぼす
想像力による影響は、きまってまず身体の中にあらわれるのだ。
アラン「幸福論」より引用
自分の想像力
です。
身体の反応が自分で制御(コントロール)できない大きな原因は、自分の想像力なのです。
自分の想像力を舐めてはいけません。想像力は思った以上に破壊力があります。
ぐっへ~~~!
ふくカエル
ふくネコ
さらに、こんな大きな作用があるので気づいてほしい!
こんな作用
さらにです。想像力には次のような大きな作用があるのです。
想像力は、身体の反応に直接に影響を及ぼす
ことです。
たとえば、こんな感じ…
想像力が自分の身体の反応に直接影響を及ぼす体験はすぐにできます。
ふくカエル
試しに、次の【1】から【4】まで想像してみてください!
【1】
あなたの前に、世界一臭い食べ物として有名なニシンの缶詰「シュールストレミング」があります。
今からこの缶詰を開けてニオイを嗅ごうと思うのですが、どんな感じになりますか?
ふくカエル
ふくネコ
たぶん、嗅ぐや否やあまりもの強烈なニオイで、思わずオエッと吐きたくなると思います。
条件反射で
めっさ、えづくと思うねん。
もう二度と忘れられない強烈な刺激となって、いつまでも脳裏に焼き付くできごととなるに違いありません。
ふくカエル
【2】
あなたは、今、高い高い崖っぷちに一人でたたずんでいます。
もちろん周囲には手すりなど一切ありません。足元が非常に悪いところに立たされています。
その時、車が飛ぶような
風速50メートル級の
強風が背後から吹いてきました
あなたはどんな感じになりますか? 想像してみてください。
うお~~!
あかん、あかん。
あっか~~ん!おかあちゃん~~!
そりゃ、もう大変なパニックになります。もう何も考えられません。
めまいどろか、死ぬかもしれない恐怖で胸がドキドキし、声すら出ない状態になっていると思います。
条件反射のように
ぞおっつとした
と思うねん。
【3】
あなたは大のお化け嫌いです。
恐怖の映画を見ると夜中に一人でトイレすらいけません。
なのに、今から遊園地のお化け屋敷(それも日本一恐ろしいと評判)に一人で入ることになりました。
あなたはどんな感じになりますか? 想像してみてください。
足がすくんで入り口まで歩いていけなくなります。
ふくネコ
また、漏らしそうになって急にトイレに行きたくなります。
たぶん、泣きたくて顔が引きつり、目が血走っていると思います。
チョットした音でも
条件反射のように
びっ、ビックリした
と思うねん。
【4】
では最後に、あなたにはとても大切な恋人がいます。
明日、久しぶりのデートを約束しています。
デートをいろいろと想像してみてください。どんな感じになりますか?
そらもう、あれやこれやといろいろ想像して、ドキドキします。
これは、もう、
- ファンタジックな妄想
- ロマンチックな想像
- エッチでもう生々しい想像
なんやかんやと、ひちゃかめっちゃかになったと思います。はい。
どんなに平静さを取り繕ろうとしても、気を抜くと条件反射のように、すぐに自然と口元がだらしなく緩みます。
いろいろ事を考えてたら
こんな状況でも笑ってまうねんよ。
ここまできたらアホやで・・・
(えっ?ウチだけかい?)
なので、こんなことに注意する
悪影響に注意する
このように想像力は身体に直接影響を及ぼすので悪影響に注意しなければなりません。
具体的には、次のことに注意しなければなりません。
- 自分で制御不能になる(コントロールできなくなる)
- 暗示にかかってしまう
1.自分の身体なのに制御不能になる
まず、想像力が直接影響を及ぼすと、自分の身体なのに身体の反応を制御できなくなることです。
ふくカエル
ふくネコ
身体が条件反射のように勝手に反応してしまって、自分の意志ではコントロールできなくなるのです。はい。
2.暗示にかかる
次に、想像力が身体に直接影響を及ぼすことを放置してしまうと、どんどん暗示にかかってしまうことです。
身体の反応に驚いて自分はできないと決めつけたり、思い込んだりするので、本来ならできることでも次第に出来なくなります。
じゃあ、どうすればいいのかな?
悪影響を及ぼす想像はしない
まずは、自分に悪影響を及ぼすような想像は絶対にしないことです。
わざわざ自分の身体を制御不能にする必要は全くないからです。
ふくカエル
嫌な想像をしそうになったら、楽しい想像をするように努めます。
想像力をコントロールする
次に、自分にとってプラスの影響を及ぼす想像だけをして、想像力をコントロールします。
また、次の3点には注意します。
- 自分の「想像力」を甘くみない
- 自分の身体が意外に素直に反応することに注意する
- 自分の「身体の生理現象」を守る
悪い暗示には注意する
そして、悪い暗示にかからないようにくれぐれも注意します。
悪い影響を及ぼしそうな不安や恐怖や嫉妬などを何度も何度も想像しないことです。
このような感情は何度も何度も繰り返す性質があるのでとくに注意します。
暗示が強くなるのは、暗示をどんどん繰り返すことにあるので、ほんまに要注意です。
想像力が身体の反応に直接影響を及ぼすことをしっかりと自覚するのは大事です。
そうすると、どうなるのかな?
想像力に支配されなくなる
想像力が身体の反応に直接影響を及ぼすことに気づいて、
悪い影響を及ぼしそうな想像をストップすることを心がけると、次第に想像力に支配されなくなります。
逆利用して、自分に役立てる
むしろ、想像力のそうした直接影響を及ぼす打用を逆利用して、自分のために役立てることができます。
たとえば、自分にとってプラスの影響を及ぼすような想像をいっぱいして、
身体の反応を自分の実力を発揮できる最高の状態にすることができます。
緊張感やストレスを自分のものにしたり、
どんな状況でも怖じ気つかず、
条件反射のように勝手に手足が動くようにすることができます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(アラン「幸福論」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 不安と感情について」
「No.014.想像力は身体に直接影響をおよぼす」
になっています。
お持ちの本とあわせて、ご覧いただけると本当に嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな考え方」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 不安や恐怖で身体が動かなくなったときに気づいてほしいことは、自分の想像力が身体の反応に直接影響を及ぼしていることです。
- 悪影響には注意することが大事です。
- 具体的には、悪影響を及ぼす想像はさけて、プラスの影響を及ぼす想像だけをします。
- そうすると想像力に支配されなくなり、想像力の影響を逆利用して自分に役立てることができます。
ちなみに、想像とは、常日頃の自分の体験や経験を通じて得た知識や記憶をあれこれとイメージし直すことです。
ふくカエル
自分の中でイメージを作り直して、新しい刺激をつくり出します。
この刺激がめちゃくちゃ曲者です。
なので、この刺激を上手く使うも下手くそに使うもの自分次第です。
上手くこの刺激を使えば、頭の先からつま先まで躍動感で身体は痺れます。
そやけど、下手くそにこの刺激を使えば、頭の先からつま先まで失望感とめまいで身体は動かなくなるのです。はい。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。