考えがもつれたときに、すること
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第7章 幸福について」
「No.175 頭を空っぽにする」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
頭を空っぽにする
もつれた考えをほどきなさい。精神衛生上のルールを教えよう。それは、同じことを絶対に考えなおさないことだ。
アラン先生「幸福論」より引用
あああっつ、もう!
あああっ~~~!
もう!
もう!
もう!
と、思うことないですか?
実は、うちはしょっちゅう(訳:いつも)あります。
ふくカエル
過去の痛ましい
- 失敗したこと
- 失恋したこと
- 大恥かいたこと
などが頭をよぎるともうダメです。
考えがもつれてもつれて、感情がぐちょぐちょになります。
ふくネコ
まあ、こんな感じやねん。
カエル風アラン先生の言葉
こんなときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
そりゃ、もつれるよな。
考えってのは、もつれるねん。
それに、えらくしんどくなる。
どっと疲れて、
何もしたくなるねん。
こんな状態は、ほんまにアカンで。
精神的におかしくなる。
そこでやねんけど、
こんな方法があるねん。
こまってるんやったら、
おじさんなあ、
ぜひ試してほしいと思とうねんで。
考えがもつれたときにすることは、これ!
これです!
頭を空っぽにする!
です。
別に、「あほう」になるわけではありません。
なぜ、空っぽにするのがいいのかな?
精神的に抜群の効果があるから
まず、何と言っても、精神的に抜群の効果があるからです。
ふくカエル
どんな効果かと言うと、頭を空っぽにすると、
- 早く何とかしなくちゃいけないという焦燥感
- どうしようという不安感
- いつまでたっても解決できない悲壮感
などが、非常に小さくなります。
ふくネコ
考えを整理できるから
次に、頭を空っぽにすることで、複雑にもつれた考えを整理できるからです。
ふくネコ
馬鹿げた考えも一掃できるから
それに何と言っても、頭を空っぽにすることで
- バカバカしい考え
- 大人げない考え
も同時に捨て去ることができるからです。
このような、自分がどんどん毒されるような考えは、捨て去るのが一番なのです。
ふくカエル
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
2つの方法がある!
頭を空っぽにするには、次の2つの方法があります。
- 周囲にある「あらゆるもの」に関心を向ける
- 結果から原因への過程を考える
1.「あらゆるもの」に関心を向ける
ひとつは、周囲を見回して目に入るものを全身に浴びて感じること。かならず効く。
空っぽにするのは、現実にはむずかしい!
もちろん、たしかに文字通り頭の中を空っぽにすることは、非常にむずかしいです。
ふくネコ
なぜなら、もつれてしまった考えがどうしても気になるからです。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、
- 「屈辱的な敗北」
- 「失恋の痛手」
等が、とくにそうです。
忘れようとしても、すぐに思い出すというループに陥ります。
そこで、気をそらせる
そこで、どうしても気になってしまう状態を打破するために、気をそらせるという戦術をとります。
具体的には、自分の関心を
「気になっている考え」から「別のもの」に
強制的に変えて意識するようにします。
「気になっている考え」から強制的に意識を遠ざけます。
ふくカエル
まあ、つまるところやね、
「気になる考え」を思い出して
悶絶する状態に
ならへんように、
いろいろなものを見て気をそらすねん。そうやねん。
具体的にはこんな感じ
ちなみに、五感とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚(におい)、触覚の五つの感覚のことです。
- 関心を持ち意識する
- 五感で感じとる
- どんどん受け流す
- 別のものに関心を向ける
という作業を何度も繰り返します。
今まで過剰に意思していた「気になっている考え」から距離をおき、どんどんと意識をはずしていきます。
ちなみに、コツはこれ!
コツは、なるべく自分の好奇心や興味が湧くものをたくさん見て関心を持ち、意識することです。
とくにお勧めするのは「笑い」が起きるようなものです。
なぜなら、実際に「笑う」というアクション(身体の動作)が一つ入ることで、
「気になっている考え」から「別のもの」へ意識を反らす効果が期待できるからです。
人は、アクションが一つ入ることで、
対象物への関心を強くし、
意識を対象物へ集中させる傾向があるのです。
ちなみに、わたしは「お笑い」を必死に見ることで、頭を空っぽにしています。
漫才やコントなどの「お笑い」を見て、ほんで力一杯笑うのです。
それはもう疲れるぐらいに笑います。
そして、その後は何も考えす、そのままの状態でぐっすり眠りにつくことにしています。
ぐっすり眠れたら、その後はたいがいはOKです。
頭が空っぽになっています。
気になっている考えを意識的に思い出そうとしない限り、絶好調になってます。
2.結果から原因への過程を考える
次に、結果から原因への過程を考えて、頭の中を空っぽにします。
結果からさかのぼって考える
そもそもどうして、こうなったのか?
をさかのぼって考えます。
もつれてしまった結果(現状)だけを見て、同じことを考え直すことを止めます。
どうやって、もつれてしまったのか?
結果からさかのぼって原因までの経過をだどっていきます。
感情と完全に切り離して、原因までに起きた事実を淡々と掘り起こす作業をします。
紙に書き起こしてみる
結果から原因をさかのぼって考えるときに、お勧めなのは、紙に書き起こして見ることです。
ふくカエル
- 書く作業
- 目で文字や図形を認識する作業
の二つの作業を繰り返していくと、
とても客観的に「結果からさかのぼって原因までの経過」をまとめ上げてくれます。
ふくネコ
作業をする中で、どんどん頭の中も整理されて、空っぽになっていきます。
頭を空っぽにすると、どうなるのかな?
打開策や解決策のヒントが見えてくる
まず、もつれた考えを結果から原因へさかのぼることで、今の状況に最適な「打開策」や「解決策」のヒントが見えてきます。
ふくカエル
これがまた、悲観的になる思考パターンをもストップさせます。
悲観的な思考を追い出せる
次に、今の状況に最適な「打開策」や「解決策」のヒントが見えてくることで、
悲観的な思考パターンを追い出すことができます。
精神状態が健全に保つルールになる
また、頭を空っぽにすることが、精神状態が健全に保つことができるルールになります。
ふくカエル
頭を空っぽにする「ルール」さえ守っていたら、精神状態が健全に保てます。
頭を空っぽにすることで、
- もつれた思考からの弊害(もだえるなど苦悩する)をなくす効果
- もつれった考えがほどけて、整理される効果
- 最適な「打開策」や「解決策」が見えてくる効果
などを期待できるからです。
ふくネコ
ほんまに、この「ルール」を守ってたら、
精神的に安定するねんで!
まとめてみたkerokero
- 考えがもつれたときすることは、頭を空っぽにすることです。
- どんどん「別のもの」に関心を向けて意識することで、「気になっている考え」から意識を外すようにします。
- また、結果から原因を考えることで、悲観的な考えを追い出すようにします。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。