目次
柔軟性を持つことは大事だよ。
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第2章 自分自身について」
「No.54 柔軟さを失わない」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
柔軟さを失わない 2
間違った思い込みはごく当然のことだと思う。
人は自分にないものをきちんと判断することができないからである。
アラン先生「幸福論」より引用
思い込みが激しい?
「これは、こうすべきものだ!」と思い込んでいることないですか?
「こうするのが、わたしなのだ!」と勝手に決めつけていることです。
実は、この思い込みや決めつけが、時に自分の足を引っぱる事態を引き起こしているみたいです。
たとえば、「他の考え」を受けつけなくなったり、
「よした方がいいよ」という親切なアドバイスさえも跳ねのけちゃうのです。
カエル風アラン先生の言葉
もし、こんなときにアラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろ想像してみました。
思い込みは激しくなるのは
当然だよ。
だって、
自分にないもの
自分が知らないもの
自分が気づいていないもの
をちゃんと理解するなんて
無理だからだよ。
本人は思い込みが激しいことや
それが間違っていることさえ
気づいていないもんだ。
なぜ、間違った思い込みをするのかな?
自分にないものは分からないから
人は、自分が理解していないことは分からないからです。
ふくカエル
これが、間違った思い込みをするきっかけになるのです。
たとえば・・・
たとえば、お酒を飲みすぎる人です。
どんなに「禁酒すると健康にプラスになる!」ことを説き伏せても、改心して禁酒しようと思う人は少ないです。
お酒を飲んで楽しんでいる最中に、「禁酒して健康を回復しよう!」なんて本気で考えないからです。
たいがい本気で禁酒したいと思うのは、
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、暴飲暴食している人もそうです。
どんなに「腹八分目が健康にいいか!」ことを説き伏せても、一向に暴飲暴食を止めようとしません。
むしゃむしゃ食べている最中に、「身体がスリムになって健康的になりたい!」なんて本気で思ったりしないです。
「スリムになりたい!健康的になりたい!」なんて本気で考えるのは、
ふくカエル
ふくネコ
自分には関係ないと思っているから
こんな風になっていしまうのは、
ほとんどの人は「自分には関係ない」と思っているからです。
ふくカエル
この「自分には関係ない」と思って、
それ以上、深く理解できないことが、間違った思い込みをさらに深くするのです。
これは、悲しみやギャンブルも同じだよ
悲しみもギャンブルも同じ
この間違った思い込みは、悲しみやギャンブルにおいても同じです。
- 自分だけは、そんな風にならない
- 自分は特別だ
- 依存なんかしないぞ
な~んて勝手に思い込んでいるから、ドロ沼にハマります。
悲しみやギャンブルの怖さを軽く考えているのです。
いざ、自分の身に降りかかってくると、抜け出せなくなります。
悲しみは、容赦なく襲いかかってくるからです。
どんなにこちらの心が枯れつくそうとも、攻撃の手を緩めません。
ギャンブルもどんどん依存していきます。精神的に病んでくるのです。
間違った思い込みは、考えを固くする
このように、間違った思い込みは、その人の考えを固くし、
他の考えを理解しようする機会を閉ざします。
意固地になるのです。
頭が固い人になるのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
柔軟性をもってみる
柔軟性を持ってみます。たとえば次のように考えてみます。
- 自分もそうかもしれないと考える
- 過信してないかと疑う
1.自分もそうかもしれないと考える
まずは、
- 自分もそうかもしれない?
- ひょっとして、間違った思い込みをしていないか?
と考えてみることです。
たとえば・・・
- 自分自身もお酒におぼれるかもしれない
- 自分自身も暴飲暴食をコントロールできないかもしれない
- 自分自身も悲しみから立ち直れないかもしれない
- 自分自身もギャンブルに依存するかもしれない。
と、自分の危うさを考える柔軟性を持ってみます。
ヤバいかもしれんな!と柔軟に考えてみる。
2.自分を過信しない
次に、自分自身を過信しないことです。
「自分は大丈夫!」なんて過信するのが一番怖いです。間違った思い込みです。
そんなことあらへん!
自分は大丈夫や。
と聞く耳持たずの頭の固い人が、いざ土壇場になると一番怖いのです。
ふくカエル
柔軟性を持つと、どうなるのかな?
あらゆる可能性を考えることができる
柔軟性を持つと、あらゆる可能性を考えることができます。
考えが柔らかくなるからです。
たとえば、
- 弱い自分を認めることができる
- 強い自分を期待することができる
- 依存や執着から離脱できる
弱い自分を素直に認めることができる
まず、柔軟性を持つと、弱い自分を素直に認めることができます。
「自制心がなく誘惑に負けてしまい、つまらなくて弱い自分」に遭遇したときに、
そんな自分を素直に認めることができるのです。
強い自分を期待できる
次に、柔軟性を持つと、強い自分を期待することもできます。
絶対にやめることなんて、自分には無理!
絶対に忘れることなんて、自分には無理!
など、「間違った思い込みで、自分の可能性を閉ざす自分」に遭遇したときに、
そんな自分を打ち破ることさえできるのです。
依存や執着から離脱できる
そして、柔軟性を持つと、
- 自分が依存していたこと
- 自分が執着していたこと
から離脱することができます。
ふくカエル
たとえば、お酒におぼれている人
たとえば、お酒におぼれている場合には、
「絶対にお酒を止めれない」と思い込まずに、
「やめられる自分もいる!」と柔軟に考えられると、
その瞬間からやめることができます。
ふくカエル
たとえば、暴飲暴食の人
たとえば、暴飲暴食をコントロールできない場合には、
「やめようと思っても無理!」なんて思い込まずに、
「ひょっとして止められるかも?」と柔軟に考えられると、少しずつやめられます。
ふくネコ
たとえば、悲しみにハマっている人
たとえば、悲しみにどっぷり浸かって苦悩している場合には、
「絶対にこの悲しみを忘れるなんて、できない!」なんて思い込まずに、
「悲しみは簡単に忘れることできる」と柔軟に考えられると、忘れられます。
ふくカエル
たとえば、ギャンブルに依存しちゃった人
たとえば、ギャンブルに依存して抜け出せない場合には、
「ギャンブルから足を洗えない!」なんて思い込まずに、
「ひょっとしたら洗えるかも?」と柔軟に考えられると、少しずつでも止めようと思えます。
ふくネコ
本当に、依存症や中毒症の症状が、誰からも見て取れるのであれば、
然るべき医療機関に相談してくださいね。
必要なのは、専門的アドバイスです。
勇気を持って、行動してね。
これは、ふくカエルからのお願いです。
まとめてみたkerokero
- 間違った思い込みは、人を意固地にさせます。
- なので、柔軟さを失わないようにすることが大事です。
「柔軟な考え方」ができないと
自分の間違いを指摘されたときに「あっ!間違っとったわ! ごめん!」
と素直に正すことができません。柔軟性と素直さは連動します。
「柔軟な考え方」をすることは
ほんまに難しいですが、「意固地な自分」をなくす方法としては、
ピカイチだと思うねん。🐸
— ふくカエル@にゃ~🐸 (@Fuku_78) December 18, 2019
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。