【自分自身】誰が、一番恐ろしい「危険人物」なのかを知っておく
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
危険人物!!
- 油断のならない人
- スキをみて足を引っ張ろうとする人
- イチイチ厄介な人
- どんな行動をするか分からない人
- 心を許せない人
- ズルい人
といった「危険人物」は至る所にいると言われます。
なぜなら、人は、誰も嫉妬深くて狡猾な性格を生まれつき持ちあわせているからです。
つまりです。誰でも誰かの「危険人物」になる可能性があるということです。
そやけどです。
その中でもとりわけ狡猾な「危険人物」が、
それも、自分のすぐそばにいる!
なんてことに気づいていない人が多いです。
ふくカエル
でもな、それって間違いやねん!
実はな、
めっさ恐ろしい奴がおるねん!
えっつ!
ほんまかいな?ほっ、ほんで、
一体、誰やねん?
そいつは、こいつでござります!
この人です!
自分にだまされない
よくあることだが、いちばん賢い人がいちばん自分にだまされやすい。
アラン「幸福論」より引用
自分にとって非常に恐ろしい「危険人物」とは、
危険人物とは!
とは!
とは!
聞いて驚くなかれ!
自分自身!
です!
モッタイぶって
それかい!
ケンカ売っとうのかい!
ふくカエル
自分にとって一番の「危険人物」は、本当に自分自身なのです。
これ、ほんまに
ほんまやねん!
ところで、なぜ、自分自身なのかな?
自分を知り尽くしているから
まず、何から何まで「どういう人物なのか?」を知り尽くしているからです。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば…
- 自分の大切に思っている信念・信条
- 自分の考え方
- 奢りや思い上がり
- 突かれると、人間性まで崩壊しそうになる欠点や弱点
- 刺激されるとす、ぐに有頂天になってスキだらけなるポイント
- 利点や長所
- 恥ずかしいこと
- 絶対に知られたくないこと
ふくカエル
ふくネコ
誠実だと勘違いしているから
次に、自分ほど筋が通って誠実な人物はいないと勘違いしているからです。
ふくカエル
ふくネコ
嘘つくはずない決めつけているから
なので、
- 自分が嘘をつくはずない
- 自分が自分自身をダマすはずがない
と決めつけているからです。
自分の言うことに
間違いはない!
ぼくはな、賢いねん
そやから、言うことは
正しいねん。
と誰もが心の底では思っています。
自分の言うことは筋が通っている!と本気で信じているのです。
一番油断しているから
このように自分が自分をダマすなんてありえないと思ているので、
自分自身の前では、一番油断しているからです。
自分が、
自分をダマすなんて、
そんなの、
ない!ない!ない!
あり得へん!!!!
と安心してタカをくくっています。
ふくカエル
じゃあ、どうすればいいのかな?
思い込みに気づき、やめる
まず、
- 自分は、正しい
- 自分の考え方は筋が通っている
- 自分が間違うはずない
- 自分が一番の危険人物であるはずがない
といった思い込みに気づき、このような思い込みをやめます。
ダマされやすいことを自覚する
次に、自分ほど自分自身にダマされやすい人物はいないことを自覚します。
そして、自分自身にダマされないようにします。
ダマされないようにするには、どうすればいいのかな?
「疑いの視点」を忘れない
まず、どんなときでも「疑いの視点」を忘れないようにします。
たとえば、今現在、自分が考えている支持しているか考えが
- 果たして、本当に正しいのか?
- ひょっとして、一番怪しいのでは?
という視点のことです。
「正しい答えはない」ことを理解する
次に、そのときは正しいと思っても、後から正しさがひっくり返ることは歴史上よくあることを理解しておきます。
今現在、自分が正しいと思い込んでいる答えであっても、
今現時点において「最適な解決策」にすぎないのであって、必ずしも「正しい答え」とは限りません。
時が過ぎれば、
「あの時は『最適な解決策』だったのに、フタを開ければ『間違い』だった」
ということは普通によくあることなのです。
自分を上から見る視点を持つ
そして、常日頃から自分自身を上から客観的に見下ろす視点を持ち、忘れないようにします。
別の言い方をすれば、自分自身から距離を置いて、引いて、冷静に見るようにします。
過去記事にも書いたことがあるのですが、4つの目を持って観察しています。
- 魚の目(時間の経過を見る)
- 虫の目(五感を使って直接見る)
- 鳥の目(広い視野で客観的に見る)
- コウモリの目(先入観・固定概念をなくして見る)
まず、自分自身を「時間の経過」の点から観察してみます。
どうしてこんな気持ちになったのかを時間の流れの中で考えてみるのです。
ふくカエル
ふくネコ
次に、自分の五感をもって、自分自身を直接じっくりと観察してみます。
鏡を見て観察したり、触ったり、してみます。
また、広い視点にたって、自分を観察してみます。
ふくカエル
さらに、先入観や固定概念をなくして、自分を観察してみます。
ふくネコ
柔軟な考え・自覚を持つ
そして、常日頃から、
ひょっとして、
自分自身が、自分にとって一番の「危険人物」かもしれない?
という柔軟な考え方や自覚を持つように心がけます。
そうすると、どうなるのかな?
自分の攻略法が見つかる
自分にとっての一番の「危険人物」が自分自身であるという視点に気づくと、自分の攻略方法がみつかります。
たとえば、
- 自分を過大評価してしまう姿勢
- 自分の考えの歪みを無視する姿勢
- 自分の弱さにつけ込まれないようにする姿勢
など、いろいろな対策を練ることができます。
これは、
自分自身にダマされないように、
自分を守る必殺技やねん。
ちなみに、
ここで、紹介した必殺技は
次の通りござる!
- 思い込みをやめる
- 正しい答えはなく「最善の解決策」にすぎないことに気づく
- 自分を上から客観的に見下ろす
- 自分が一番「危険人物」かもしれないという柔軟な考えや自覚をもつ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(アラン「幸福論」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第2章 時分自身について」
「No.060 自分にだまされない」
になっています。
お持ちの本とあわせて、ご覧いただけると本当に嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな考え方」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 自分にとって一番の危険人物は、自分自身です。
- なぜなら、自分のあらゆる欠点や弱点を知り尽くしているからです。ほとんどの人は自分が自分自身をダマすはずがないと思い込んでおり、一番油断しています。
- 自分にダマされないようにするには、自分が絶対に誠実だという思い込みをやめることです。
- 具体的には、疑いの目を忘れないようにし、この世には現時点の「最善の解決策」はあっても、それが必ずしも「正しい答え」ではないことに気づきます。
- また、自分自身を上から見下ろす視点を忘れないように、自分こそ一番の危険人物である柔軟な考え方や自覚を持つようにします。
- そうすると、充実した自分自身の攻略方法や必殺技が見つかります。
絶対に自分なんかにダマされないと思っている人ほど、ダマされます。
いざという時に、切羽詰まっている時に起こります。
自分が一番テンパっている時に、
魔物になるのは自分自身です。
平常心であれば決して見落とさないことを見落としたり、他人を安易に疑ってかかったりします。
ふくカエル
ふくネコ
切羽詰まったときに、「一番の魔物」になるのは…やっぱり「自分自身」のような気がしてたまらない。
最近、とくに思うねん… pic.twitter.com/vpONr15wjH
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) May 28, 2021
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。