【人生について】現実の世界で「力を持つアドバイス」とは?
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
本当は、真剣に考えていない!
たいていの人は、真剣に考えていません!
なにを?
自分の人生のことです!
たいていの人は、人生のトラブルに巻き込まれると「具体的にどうすればいいのか?」を心から真剣に考えられないのです。
たいていの人は、自分自身のことについて、心から真剣に考えてはいない。
アラン「幸福論」より引用
なぜなら…
なぜならです。
人は、自分の人生の一大事となると、
かなしいねん!
つらいねん!
しんどいねん!
そらまあ…ぎゃーぎゃーと感情的になるからです。
当然なのですが、感情的になればなるほど、自分自身を正確に見つめることが非常にむずかしくなります。
また、まわりのものごとをありのままに見ながら、同時に自分を正確に見つめることは簡単なことではないのだ。
こんな時に思うのが!
このようなとき(人生のトラブルに巻き込まれている)に、誰しもが切実に思うことは…
ほんまに的確な
アドバイスが欲しい!
です。
しっかしです!
ふと気づくと、現実の世界ではこのようなアドバイスは滅多にありません。
ふくカエル
ふくネコ
もうひとつ余計なことを言うと…
こんなときに近寄って来る人は…
これ見よがしに
自分の武勇伝を
語りに近寄ってくる奴とか
ふくカエル
だから!
言ったやないかい!
と、アドバイスじゃなくて
ダメ出しをしてくる奴とか
がとにかく多いのです。
ふくカエル
ふくネコ
そこで!知ってしまった!
そこでです!
なんと、このあたくし、
この現実の世界で
「力を持つアドバイス」を
知ってしまったのです!
そらもう、いろいろな力(意味や価値)を持っているアドバイスです。
ふくカエル
たとえば…
- 威力
- 迫力
- 即戦力
- 説得力
- 効力
- 柔軟力
- 吸引力
- 魅力
- 能力
です(言い出したらキリがないです…)。
知ってしまったアドバイスとは、これですねん!
これです!
故人のアドバイスに耳をかたむける
故人は、かつて自分が望んだことが、あなたの中で生きつづけることを望んでいる。
アラン「幸福論」より引用
故人からのアドバイス
です。
天国に行った人からのアドバイスです。
これほど現実の世界で「力(意味や価値)」を持つアドバイスはない!と思います。
ふくカエル
もちろん、故人が幽霊となって現れて、あーじゃこーじゃとアドバイスするのではないです。
「そういや…生前あんなことを言っていたなあ!」というような「気づき」のことです。
でも、なぜ「力(意味や価値)」を持つのかな?
なぜ、故人のアドバイスが「力(意味や価値)」を持つのかというと…
次の3つの作用があるからだとウチ(訳:わたくし)は考えています。
- 故人のアドバイスが「生き様」そのものだから
- わたし達が、敬虔(けいけん)な気持ちになるから
- わたし達が、冷静かつ正確に判断することができるから
という3つの作用です。
この3つがうまく作用し、故人のアドバイスに現実の世界で通用する「力(意味や価値)」を持たせるのではないかと思います。
1.「生き様」そのものだから
「生き様」そのものだから
まず、故人のアドバイスは、
故人の「生き様」そのもの
だからです。
アドバイスには、
故人が生前に人生の苦難を乗り越えるために身につけた
- 生きる姿勢
- とっさの身の振り方
- 人生の美学
- 自分自身のあり方・考え方
など「生き抜くためのエッセンス(哲学みたいなもの)」がぎゅっと凝縮されています。
ふくカエル
ふくネコ
必ず、濃密で濃厚なドラマがある!
たとえばです。
故人のアドバイスには、必ず背景に濃密で濃厚なドラマがあると思うのです。
ふくカエル
どんなに平凡でそっけないアドバイスの感じても、その背景には…
故人が、
実際に嘆き苦しんだ
実に生々しい体験があるねん。あるはずやねん!
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
深い意味がある!
なので、どのような故人のアドバイスにも、実体験を踏まえた深い深い意味があると思うのです。
ふくカエル
ふくネコ
そやからね、
故人のアドバイスは
現実の世界で
ものすごい力をもつねん。意味と価値をもつねん。
2.敬虔な気持ちになるから
敬虔(けいけん)な気持ちになるから
次に、
わたし達が、敬虔(けいけん)な気持ちになる
ちなみに、敬虔(けいけん)とは、深く敬って慎むさまことです。
からです。
なぜなら、現実にいないから
なぜならです。
個人は、もうこの世(現実の世界)にはいないからです。
「もうこの世にいない(天国に行っている)」という事実が、わたし達から「人間らしい感情(敬う気持ち)」を引き出すのです。
もう、現実の世界におらへんねん。
天国に行ってしもうてん…
という気持ちが、人間らしい「相手を敬う気持ち」を引き出すのやと思います。
なので、啓示のように聞こえる!
なので、故人のアドバイスがまるで啓示にように「力(意味や価値)」を持って聞こえるからです。
ほんまに
ありがたいアドバイスやで…まるで、
神さまからのお告げみたいや…
さらに!
さらにです。
生前の故人の「とるに足らない欠点」などもすっかり忘れてしまえるからです。
たとえば、次のような欠点です。
- いたずら好きだった
- だらしなかった
- 洋服のセンスがイマイチだった
- お風呂ギライだった
- 足が臭かった お口も臭かった
- 食べ物の好き嫌いが激しかった
ふくカエル
ふくネコ
なぜ、忘れてしまえるかというと…
なぜ、忘れることができるかというと、
もちろん、敬虔(けいけん)な気持ちがあるからでもありますが、
実際のところは、
現実の世界に存在しない故人が、わたし達にストレスや実害を与えることはもう二度とないからです。
ふくカエル
ふくネコ
これは、ウチ(訳:わたくし)も経験しているので、本当にそうだと思います。
生前、どんなに衝突が絶えなかった人でも、
時間が経てば経つほど、衝突した事実よりも懐かしい気持ちが勝ってきます。
そして、いつの間にか、自分が傷ついたことさえ忘れてしまっています。
というよりも、何もかもが懐かしい思い出となっているのです。
不思議なことですが、自分が嫌な気持ちになったことさえ、いい思い出になります。
ふくカエル
ふくネコ
3.冷静かつ正確に判断できるから
そして、冷静かつ正確に判断できるから
そしてです!
わたし達が、故人のアドバイスを
冷静かつ正確に判断することができる
からです。
なぜなら…
なぜならです。2つの理由があるように思えます。
ひとつは、
故人とは違って、私たちは当事者ではないからです。
当事者のように生々しい感情を抱くことなく、ものごとを見て判断することができます。
ふたつには、
故人は現実の世界にもういないからです。
故人になんら遠慮することなく、冷徹な判断をすることができます。
なので、ものすごく価値がある
冷静かつ正確に判断できるので、故人のアドバイスがものすごく価値があるものになるからです。
ふくカエル
ふくネコ
ものすごく冷静に
故人のアドバイスを
分析することができるから自分のために
役立てることができるねん。
値打ち(力)があるねん。
じゃあ、実際にどうすればいいのかな?
とにかく注意深く耳を傾ける
故人からのアドバイスをふっと感じたら、とにかくスルーせず、注意深く耳を傾けるようにします。
とくに、自分が弱って迷ってばかりのときは、故人が生前に残した「言葉や行動」を思い出すことやと思います。
そして、そのまま「アドバイス」として、謙虚に耳を傾けるといいです。
すると「自分の人生」にとても役立つ「啓示」になります。
ふくネコ
故人の本当の望みを探る
次に、ふっと感じた故人のアドバイスを繰り返し何度も何度も考えて、
故人が本当に望んだことは、
いったい何なのか?
を丁寧に探ります。
たとえば…
- 故人が、どうしてそのような行動をとったのか?
- 故人が、そのような行動をとらざるをえなかった事情は、一体何なのか?
- そのような行動を起こすことで、故人が本当に守りたかったものは何なのか?
- 故人が望んだ「人生にとって本当に価値あるもの」は何なのか?
などを丹念に探っていきます。
自分の中で十分に発展させる
さらに、故人からのアドバイスを自分の中でかみ砕いて十分に発展させて、自分の人生に役立てるようにします。
「自分だったらどうするのか?」を自問自答してみると、故人のアドバイスをより活かせるような気がします。
自問自答するだけでもいろいろなことに気づき、自分の人生にプラスになります。はい。
実は、わたしには、非常に若くして(30代前半)自らの生涯を閉じた身内がいます。
(もちろん、その後の人生がとてもつらいものになった身内も多数います)
今でも、
- どうしてそのような行動をとったのか?
- とらざるを得なかった本当の理由は何なのか?
- それまでして守ろうとしたものは何なのか?
必死に考えています。
どんなに考えても新たな疑問が生じ、未だにこれといった答え見当たりません。ただただ違和感を抱えて生きています。
でもです。最近になって、次のようなことが(おぼろげながら)分かってきました。
それは、
自分を極限まで追い込んで、心身ともに疲れてしまうと、
死が、甘美な香りを漂わせて近寄ってきて、「生きる力」を根こそぎ吸い取ろうとするから用心しなさい。
ということ(故人のアドバイス)です。
自分を極限まで追い込みすぎると、心身共に疲れ切ってしまうと、
必ず「死神」が近づいて来るようです。
死神は、普段はわたし達が恐れて絶対に見向きもしない「死」を
まるで「楽になる逃げ道」かのようにあれこれと飾り立てて、
「楽になるから、早くこっちにおいで」と甘い言葉をささやき、手招きするようです。
このような故人のアドバイスにふっと気づいてからは、
自分にも「同じような繊細な面がある」可能性を自覚して、次のようなことを心に刻んで生きています。
- だから、必要以上に自分を追い込むな。
- 自分を責めたてるな、自分を壊すな。
- 自分は思っているよりも弱いぞ。
- 何事もほどほどにして生きろ。
- こだわりを捨てろ。自分を苦しめているのは、自分のこだわりであることが多い。こだわりを捨てれば、たいがいは楽になる。
- 逃げられるのなら、逃げて自分を守れ、逃げた方が概ね正解だ。
- 「死神」には本当に注意しろ。
- 逃げ道として「死」を選ぶな。
- 「別の道」が必ずあるはずだ、それだけを考えろ。
- 迷ったら、「死」よりも「つらい道」を必ず選べ。そうすれば自分から死なずにすむ。
- やりすごしたら、何十年も生きろ。そうすれば、新たな価値観が出てきて、死なずに良かったと思える。
世の中には…
「ほんなら、何か? 〇〇ちゅうことかいな!」
ということがめちゃくちゃあるから、もっと肩の力を抜いて暮らした方がええよ。
せやし、その方が楽しなる…。 pic.twitter.com/hR3dLgGwxM
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) September 22, 2021
実は、以上のことを「発信するかどうか?」について非常に悩みました。
本当にいろいろと考えた上で、この度、発信することにいたしました。
もしかしたら、いろいろと感じる方がおられるかもしれません。
なにとぞご容赦くださいますよう、よろしくお願いいたします。
そうすると、どうなるのかな?
本当に心強いアドバイスになる
故人のアドバイスが持つ「力(意味や価値)」を実感できると、本当に心強いアドバイスになります。
グレードアップする
そして、自分の中でグレードアップします。
故人が、自分の人生を生き抜く上で「本当に頼りになる人物」であることに気づくからです。
ほとんど
神さまの位置になってる。まあ、実際、天国に行ってるからな…
生前は、ものすごく反発したり、味噌くそ言ってました。
でもです。
いざ、含蓄あるアドバイスに触れてみると、自分の中で「一番身近かで、かつ頼りになる神さま」になってます。
ふくカエル
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(アラン「幸福論」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第3章 人生について」
「No.84 故人のアドバイスに耳をかたむける」
になっています。
お持ちの本とあわせて、ご覧いただけると本当に嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな考え方」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 現実の世界で「力(意味や価値)」を持つアドバイスは、故人のアドバイスです。
- なぜなら、アドバイスは故人の「生き様」そのものだからです。
- また、故人に対する敬虔(けいけん)な気持ちなどが作用するからです。
- 故人のアドバイスに気づいたら、とにかく注意深く耳を傾けて、故人の本当の望みを探り、自分の中で十分に発展させることです。
- そうすれば、本当に心強いアドバイスになり、故人の存在がグレードアップします。
故人のアドバイスの持つ「力(意味や価値)」は本当にものすごいです。
ひょっとしたら、現実に生きている人の「どんなアドバイス」よりも現実の世界で「力(意味や価値)」があるかもしれません。はい。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。