景色の「本当の価値」を見つける方法とは?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第7章 幸せについて」
「No.163 かけ足でものごとを見ない 2」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
かけ足でものごとを見ない 2
景色の本当の価値はその細部にある。
アラン先生「幸福論」より引用
ただ、何となく見てしまうもの
ただ、何となくぼお~っと見てしまうのが景色です。
「景色」って、そう頻繁にまじまじと見ないです。
たいがいは、右から左(左から右)と流れるように見ています。
なっ、なのですが!
そんな「景色」なのですが、実はとても「ありがたい気づきの宝庫」らしいのです。
カエル風アラン先生の言葉
アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
「たかが、景色や」言うてもな、
「されど、景色や」ねんで。
景色をバカにしとったらアカンよ。
いろいろなことを
教えてくれる宝庫やねんで。
そやから、景色の「本当の価値」を
知っといたほうが
人生が彩るねんで。
景色に隠されている「本当の価値」とは、なにかな?
本当の価値とは?
景色には「本当の価値」が隠されています。
ここで言う「本当の価値」とは、わたし達が人生を生きる上で知っておかなければならない大切さのことです。
具体的には
- 変化
- 稀有さ
- 生命
の3つです。
もっと砕けて言うと、次の3つです。
- 自分が今現に見ている景色は、刻々と変化していること
- 今現に見ている景色は、もう二度と同じ景色を見れないこと
- 景色には、今まさに現在を生きている多くの生命があること
です。
これらの3つを知ることによって、
今まで漠然と見てた「殺風景な景色」には、実はいろいろな意味があることに気づきます。
そして、その景色には、自分とは違う多くの人生が同時に流れていることを意識することで、自分の人生の価値に気づけます。
では、「本当の価値」を見つける方法は、何かな?
これです!
景色にある「本当の価値」を見つける方法とは、これです。
じっくりと見ること
です。
なぜ、じっくりと見ることが、いいのかな?
細部にあるから
景色の「本当の価値」は、景色の細部にあるからです。
実は、細かいところに隠れています。
こんなところに隠れとったか!
というところに隠れてるねん。
煩雑としている景色の細部に、自分が気づけなかった、知らなかった「大切ことやヒント」が隠れていたりするのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
全体を見る
まず、最初に全体を見ます。
全体を見渡せる位置に立って、景色の全体像を見渡します。
そのときに、景色を見て、自分が抱いた「第一印象」をメモに書き留めておくといいです。
ふくカエル
ふくネコ
念入りに調べる
次に、細部を念入りに調べていきます。
景色に近づいてじっくりと見ます。
近寄らなければ、見えないようなところを特に見るようにします。
近づいて
一本一本の木を見てみるねん。
ちゃんと立ち止まって、観察する
具体的には、それぞれの前でしばらく立ち止まって、細部を観察します。
ふくカエル
ふくネコ
このときに気をつけるポイントは、
- 隠れているもの
- 小さなもの
- 知らなかったもの
- 近づいて初めて見えるもの
などを発見することです。
たとえば、
枝に止まっていた虫は、
実は、カブトムシだった
という真実とか
枝に止まっていた鳥は、
実は、メジロだった
という真実です。
発見する方法として、前回にお知らせした「五感」で感じる方法がお勧めです。
ここに書きました!
もう一度戻って、全体を見直す
近づいて細部を観察したら、
もう一度、一番最初に見た場所に戻って、全体を見直してみます。
具体的には、全体をじっくり見るために、最初に見た場所にもう一度立ち返って見ます。
ふくカエル
第一印象と比べる
そして、自分が最初に感じた「第一印象」と比べます。
そして、「何が、具体的に違うのか」を考えます。
ふくカエル
「違い」に敏感になると、自分の観察力もアップします。
そうすると、どうなるのかな?
同じ景色でも違って見える
「本当の価値」に気づくと、今まで同じだと思っていた景色が、全然違って見えるようになります。
景色の細部にこそ、
いろいろな意味がある
ことを知ると、見えてない景色に思いをはせることもできます。
奥行きを感じることができる
次に、
- 第一印象
- 細部を知った後での印象
の違いを知ることで、その景色にある奥行きを知ることができます。
ふくカエル
ふくネコ
洞察力がアップする
さらにです。観察力だけでなく、洞察力もアップします。
景色を見るときに「その細部をじっくり見る」ように心がけると、ものごとの観察の仕方も変わってくるからです。
- 遠くから見る
- 近寄って細部をみる
- さらに遠くから見る
ということを何度も繰り返し、習慣化されると、どんどん自分の中にものごとを見抜く力(洞察力)が育ってきます。
同じ景色を見ても、
いや、実際はもっと違うはずだ!
ちゃうはずやで!なんか、
大切なものが隠されてるはずや!
と普通に考えられるようになれます。これが実に、これから生きていく上でいろいろと役立ちます。
まとめてみたkerokero
- 普段何気なく見ている景色でも、いろいろな生きるためのヒントなど「本当の価値」が隠されています。
- 「本当の価値」を見つける方法は、景色の細部を見ることです。
- この方法を身につけると、同じもの見ても奥行きを感じるようになり、洞察力が磨かれます。
- さらに、いろいろなことに応用できるので役立ちます。
この方法ですが、実はいろいろと応用することができます。
たとえば、
- 目の前にいる人の人間性や人物評価をするとき
- 悩んでいる問題の解決策を見い出すとき
- 迷っている選択肢を絞るとき
などです。
ちょっと困った事態になったときに、
自分の身の回りを「景色」として置き換えて、考えてみるのがいいです。
すると、全体像を見ることや、細部を見ることを意識できます。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。