言葉を厳選してみたよ 27
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第5章 人とのかかわりあいについて」
「言葉を厳選してみたよ」
今回は、
今回は、アラン先生の「幸福論」の第5章の131~135について、
ふくカエルの独断と偏見で「これだ!」と思った「アラン先生の言葉」を選びました。
その言葉に対して、自分の考えをお伝えするというスタイルにしてみました。
ふくカエル
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
131.礼儀正しさを学ぶ 2
アラン先生の知恵とは?
粗野でせっかちなところが感じられるとしたら、それはすべて無作法である。
【根拠はこれなの!】
無作法とはいわば、いつでも脅しのようなものなのである。
礼儀知らずな人とは?
礼儀知らずな人を類型化すると、
アラン先生が言うには、次のようなタイプの人が該当するらしいです。
- 粗野な人
- せっかちな人
粗野な人
粗野な人とは、人当たりが荒々しくてガチャガチャしている人です。
何でも雑に考える傾向があるので、人の気持ちをあまり配慮せずに突っ走ります。
人の気分を害する
当然、言葉や動作も同じように雑になるので、人は気分を害します。
乱暴な言葉や動作に、人は「脅し」のニオイを感じるようになるのです。
お前も一緒に飲めよ!
と、ちまたで有名な「アルハラ」も
この一種やねん。
ふくカエル
人が「脅し」を感じるのであれば、それは「礼儀知らず」以外の何者でもないです。
せっかちな人
せっかちな人とは、いつもイライラしている人です。
自分のペースが一番正しいと考えているので、自分のペースを人に押し付けます。
ふくネコ
また、自分のペースを乱す人を乱されると、迷惑そうに非難します。
人の気分を害する
だから、人は、せっかちな人に遭遇すると、大変気分を害するのです。
- 独自のペースを強要する
- 自分のペースを乱す人を糾弾する
といった中に、人は「脅し」のニオイを嗅ぎつけます。
つ~んとしたニオイがするぞ。
ふくカエル
人が「脅し」を感じるのであれば、それは「礼儀知らず」以外の何者でもないです。
なので、気をつけよう!
なので、自分の中に
- 粗雑さ
- せっかちさ
といった部分があれば、気をつけないとダメです。
「礼儀知らずな人間」
と、言われる前に
直しときましょう!直すんじゃ~。
132.礼儀正しさを学ぶ 3
アラン先生の知恵とは?
無作法な人は、たとえ自分ひとりでいるときでさえ、ほんのわずかなしぐさにも力が入りすぎているのだ。
【根拠はこれなの!】
狂信的な言動は、自信のなさ、自分が信じていることを守れないという不安の産物である。
力が入りすぎる人
人は、
- 人からどう思われているのか?
- できれば好印象でありたい!
- でもきっかけがつかめない!
と、他者からの関心度などを考えて思いつめると、不安や恐れでいっぱいになります。
嫌われていたらどうしよう?
関心もってほしいなあ?
もっと注目されたい。
自分のこと知って欲しい。
すると、全身に力が入りすぎた緊張状態なるのです。
ふくカエル
情緒不安定になる
このような不安などによる緊張状態がマックスになると、情緒不安定になったり、自己嫌悪に陥ったりします。
自分の感情のバランスを失って、突然叫ぶようになったりします。
あほんだら~。
さらに、その緊張状態から逃れるために、何かにすがりつき、狂信的になったりします。
あの、このツボ買えば、
この不安から解放されまっか?
ふくカエル
ふくネコ
異常になっていく
そして、この緊張状態が続くと、だんだんと正常な判断ができなくなり、異常になっていくのです。
たとえば、責任転嫁する
たとえば、責任転嫁をします。
緊張状態がつらすぎるので、こうなったのも、
これが悪いからだ!
こいつのせいだ!あほんだら、お前のせいじゃ!
と物や人に責任をなすりつけるのです。
ふくカエル
ふくネコ
ほんで、憎む
そして、どんどん緊張状態がひどくなると、不安や恐れに耐えきれなくなって、他人を憎むようになるのです。
自分がこうなったのも、
すべてあいつが悪いねん。
だから、ものすごく憎いねん。こうなったら、
丑の刻に、わら人形に・・、
五寸釘じゃ。
と、人目をはばからず、声に出して言うようになります。
ふくカエル
ほんまに、気をつけようぜ!
なので、力が入りすぎないように気をつけるのが大事です。
自分の中で、
- こりゃ力みすぎているな
- そのうち自分で自分の首を絞めそうだな
と気づいたら、力を抜くように心がけることが大事です。
みんな気をつけようね!
そうすれば、礼儀正しさをキープすることができます。
133.礼儀正しさを学ぶ 4
アラン先生の知恵とは?
礼儀正しさを学ぶ
【根拠はこれなの!】
ティーカップの持ち方ひとつとっても、その人の洗練度がわかるものである。
恐ろしい目にあうで!
礼儀なんて面倒くさい!
今の生活に必要ないし。
いらん、いらへん。
って思う人が多いです。
でも、こんなこと思ってたら
恐ろしい目に会いまっせ。
洗練度は、仕草に現れるねん
その人の洗練度は、如実に仕草に現れます。
その人が「どれほど礼儀正しくて、洗練されているか」は、
その人の仕草を見れば、すぐに分かるのです。
日頃の生活態度が仕草に出るからです。
だからです。
その場しのぎで、どんなに取り繕っても、礼儀正しさを熟知している人からは簡単に見破られるのです。
あっ、こいつはハリボテやな。と、ほんまにすぐにバレるねん。
たとえば、
- 食事中のお箸の上げ下ろし
- 歩き方
- 戸、窓、ふすまの開け閉め
の動作などで簡単にバレます。はい。
ほんまに、気をつけようぜ!
だから、仕草には気をつけることが肝心です。
自分の生活態度や礼儀の洗練度が出ることを常に意識して、気をつける限ります。
仕草を気にすることも
礼儀作法を学ぶ上で大事やねんで。
134.礼儀正しさを学ぶ 5
アラン先生の知恵とは?
わざとらしいことはすべて礼儀正しさの範囲外である。
【根拠はこれなの!】
礼儀正しさは、何気なく行なうことだけに当てはまる。その上で、表現しようと意図しないなにかをあらわしているのが、礼儀作法なのだ。
わざらしいことはアカン
礼儀作法はあれこれ難しいですが、これは「ダメ!」というものがあります。
それは、
わざとらしいことすべて
です。
人の気分を害する
なぜなら、わざとらしいことはすべて人の気分を害するからです。
ふくカエル
たとえば、
これみよがしに、大声で驚く
おもむろに、嫌悪感を顔に出す
はばからず、大喜びではしゃぐ
などは、やりすぎると人に不快感を与えてしまいます。
でもね、背景には理由がある
でもです。
このようなわざとらしさの背景にも理由があるのです。
それは、次のような寂しい気持ちです。
- 注目されたい
- 関心を持ってもらいたい
- 相手にしてもらいたい
誰にでもある、気持ちやねん。
だからこそ、注意するねん!
だからこそです。
わざとらしさは慎むように、注意しなければいけません。
みんな
自分との葛藤に勝って
礼儀正しさを手に入れようぜ!
135.礼儀正しさを学ぶ 6
アラン先生の知恵とは?
その一方で、たしなみとは、態度と所作の調和がとれていることである。
【根拠はこれなの!】
たしなみのある人は、だれの気分も害したり傷つけたりしない。こうした個人的な資質は、幸せになるためにたいへん重要なものだ。
礼儀作法はバランス感覚が必要!
礼儀作法を学ぶときに必要なことは「バランス感覚」を持つことです。
この「バランス感覚」をうまく利用できれば、人の気分を害したり、傷つけることが劇的に少なくなります。
態度と作法のバランス
「バランス感覚」とは、
- 自分の態度
- 礼儀作法にかなった所作(言葉や動作)
とのバランスをとることです。
気どりすぎて、わざとらしい態度を矯正するために礼儀作法を使います。
緊張しすぎて、おどおどする態度を矯正するために礼儀作法を使うのです。
ふくカエル
ふくネコ
バランス感覚を大事にすることも、
礼儀作法を学ぶ上で大事やねんで。
人間関係もバランスがとれる
すると、人間関係においてもバランスがとれるようになります。
幸せに生きるコツになる
さらに、これらのバランス感覚を養うと、「幸せに生きるコツ」をもつかめます。
ええことばかりやねん。
まとめてみたkerokero
- 「幸福論」第5章「人とのかかわりあい」から、テーマ131から135までをご紹介しました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。