感情に走りそうなときに、まず考えて欲しいこと。
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
ほんまに恐ろしい…
本当に恐ろしいのは感情に走ってしまうこと。
アラン「幸福論」より引用
人生で起きる出来事のひとつとして、
本当に恐ろしいことは、自分が後先を考えずに感情に走って爆発することです。
きっ~~~!
となるねん。
何が恐ろしいかというと、善悪の見境がつかなくなり全てのものが破滅の方向へ一斉に進むことです。
たとえば
- 長年培ってきた信用や信頼
- 長年育んできた好意や友情
- 長年努力して手に入れた地位や名誉、財産
など、その他の何もかもです。一瞬にして失うことになります。
世の中には、罵詈雑言など醜態をさらしてえらい事例がごまんとあります。はい。
しっ、しまった~~!
と思っても、もう遅いねん。
だからこそ、感情に走りそうになったときに、自分にSTOPをかける能力を発揮しないといけません。
そこでです!
能力を発揮する上で、ここで是非とも考えて欲しいことがあるのです!
マジでヤバイと思ったときに
マジで考えて欲しいことやねん。ほしたらな、ちょっとは、
マシになると思うんよ!
是非とも考えて欲しいことは、これですねん!
これです!
感情に走らない 2
まずは幸せになること。
感情に走りそうになったら、
まずは「自分が幸せになる」ことを考える
ことです。
なぜ「自分の幸せ」を考えるといいのかな?
非常に大きな気分転換になるから
なぜなら、「自分の幸せ」を考えることが、非常に大きな気分転換になるからです。
爆発しそうな感情から
意識が大きく切り離れるねん。
ふくカエル
ふくネコ
いざというときに「自分の幸せ」を考える柔軟な発想が、
非常に大きな効果をもたらします。
クールダウンになるから
また、気分転換になるだけじゃありません。
気分転換することで、自然と興奮状態にある自分を静めるクールダウン(興奮状態を静める軽い運動)の効果をももたらします。
きっつい緊張状態が
徐々にほぐれて
気持ちも軽くなっていくねん。
ふくカエル
ふくネコ
このように「自分の幸せ」を考えるという思考が、
自分の感情に及ぼす影響は計り知れないのです。
たとえば、こんな感じなる!
急にアホらしくなる
たとえばです。急にアホらしくなります。
今まさに感情に走りそうなときに「自分の幸せ」を愚直に考えることができると、
なんで、こんなしょうもないことで
ワシが、わざわざ自分の品格を
下げなアカンねん。アッホくさ!ヤメや!ヤメ!
ふくカエル
怒りから「激しい感情」が脱力して、ただの「残念な気持ち」になり下がります。
目の前の人物やモノへの怒りが激変して、ただただ「残念な存在」にしか見えなくなるのです。
別の言い方をすれば、「自分の幸せ」に必要のないものだと判断できると、「本当にどうでもよくなる」のです。
このときの気分の変わりようは、
まるで脱水機をかけたタオルみたいやで…
爆発しそうな感情とか
湿っぽい気持ちが脱水されて
軽い気持ちになるねん。
ちょっと分かりにくい表現やと思うけど、こんな感じになるのです。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
でも、すぐには発揮できない
とは言ってもです!
「自分の幸せ」を咄嗟(とっさ)に考えることは、すぐに発揮できません。
なぜなら、平常心では容易なことでも興奮状態ではなかなか難しいからです。
そこで、ちょっとした訓練が必要となります。
たとえば、こんな訓練をしてみる!
「自分の幸せ」を強く意識する訓練をする
第一に、常日頃から「自分の幸せ」を強く意識する訓練をします。
強く意識する訓練をすることで、いつも「自分の幸せ」を意識する「癖」を自分につけるようにします。
ふくカエル
とは言っても、「自分の幸せ」を漠然と意識しただけでは、何もならないと思うのです。
ふくカエル
ふくネコ
なので、ここは具体的に次の4つの点を意識するようにしてみます。
1.自分の幸せを具体的に考える
まずは、自分の幸せを具体的に考えてみます。
- 理想の将来
- 達成したい目的
- 手に入れたいもの
- 成功したいもの
など自分の中で強くイメージします。
あれこれ考えるねん
2.決して自分を否定しない
次に、「自分を決して否定しない」ことです。
どうせ、幸せになんてなれっこない!
という否定的な考え方を撲滅する訓練も同時にします。
これは、無意識に「自分の幸せ」をも否定することになりかねないからです。
ふくカエル
ふくネコ
3.人は誰も資格があると思う
さらに「自分の幸せ」を否定しないようにするためには、
世の中にある全ての人は、
誰でも幸せになる資格がある!
自分も、その中の一人だ!
と考えます。
自分にも幸せになる資格があることを肯定し、これまた強く意識します。
4.幸せになれる能力がある
そして、自分には「幸せになれる能力」が十分に備わっていることをも強く意識します。
誰も幸せになる能力を持っている!
ようは、それを発揮できるかできないかの違いだ!
と強く考えます。
この能力には伸びしろがあり、はかりしれない能力になることをも同時にイメージしておきます。
常日頃からダメージについても考えておく
第二に、感情に走りそうな緊張状態のときに「自分の幸せ」を強く意識するために、
常日頃から感情に走ると受けるダメージについても考えておきます。
感情に走れば、どれほどのダメージを自分が受けるのか?
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、
- 感情に走れば、今ある暮らしや幸せが台無しなる
- 感情に走れば、後で精神的につらくなる
- 感情に走れば、損するのは、自分だけである
- 感情に走れば、絶対に信用や信頼を失う
- 感情に走っても、誰も得にならない
- 感情に走って喜ぶのは、憎き相手だけ
などを具体的にイメージして考えておきます。
このダメージを常日頃から考えておくと、いざとなったときにものすごく強いブレーキとなってくれます。
感情の暴走を止めてくれるねん。まかしとき、止めたるで!
ふくカエル
たとえば、どのような人でも、自分が感情に走ってしまえば、
- 恋人
- 家族
- 親友
などの「大事な人の生命が危険にさらされる」ことが明らかであれば、
どんなに感情に走りそうな衝動が襲っても、抑える勇気が出てくると思います。
ふくネコ
感情を抑えれば「1兆円をもらえる」となると、
どれほど過酷な挑発をされても、必死に感情に抑える人ががぎょうさん(訳:たくさん)出てくると思うのです。
最初から自分が受けるダメージをイメージしておくことは、咄嗟のときに発揮する能力の一部になります。
ふくカエル
具体的には、こうしてみる!
たとえば、自分の思い通りにならないときは…
自分の思い通りにならないときは、次のように「自分の幸せ」を意識します。
たとえば、
- 思い通りにならないのは「自分の幸せ」への試練だ!
- この感情に走りそうな局面を乗り切ったら、「自分の幸せ」に拍車がかかるぞ!
- ひょっとしたら、この局面は今後の「自分の幸せ」を左右する出来事になるかもしれない!短絡な言動は避けた方が賢いぞ!
などです。
このようなことを考えられると、感情に走りそうな自分を制することができます。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、イライラしたときは…
イライラしているときは、次のように意識してみます。
- イライラすれば、今まで一生懸命に積み重ねてきが「自分の幸せ」が台無しになる
- こんなしょうもないことで「自分の幸せ」を棒に振るのは、大変忍びないのとちゃうか?
などです。
「自分の幸せ」を両天秤にかけて考えることができると、「自分の幸せ」に不必要なもの(感情に走る)を判断でき阻止することができます。
冷静な自分が戻ってくるねん。
たとえば、怒鳴りそうなときは…
爆発寸前、怒鳴り散らしそうになったときは、次のようにしてみます。
「あほんだらー!」と叫ぶ代わりに、次にように心の中で叫んでみます。
ウチは、ただ「幸せになりたい」だけなんじゃ~い!
そこの、どこが悪いねん!
万が一、このような「心の声」が漏れたとしても、大丈夫です。
聞こえても、
罵詈雑言じゃないから
誰もとがめません(?多分…)たっ、多分やで…
たとえば、やけくそになりそうなときは…
もうなにもかも嫌になって、やけくそになりそうなときは次のようにします。
ここでやけくそになって、
「自分の幸せ」への道を複雑にしてもいいのかい?
立ち直るのに時間がかかるで?
えらい遠回りになるで? ほんまにええのかい?
と考えてみます。
いろいろな弊害を考えることができると、「自分の幸せ」にとってやけくそになる気持ちは有害であることが理解できて、次第に気持ちが冷めてきます。
たとえば、他人に嫌悪感が湧いてきたときは…
嫌な人に遭遇したり、思い出したりして嫌悪感が湧いてきたときは、
ふくカエル
ですが、次のように考えてみます。
「自分の幸せ」の品格が下がるだけやで!
ほんまにええのか?
こんなしょうもないこと(他人に嫌悪感を抱く)に貴重な時間を潰してええのか?
そんなことよりも「自分の幸せ」を考えたほうがマシちゃうか?
自分がイライラしても、相手やモノは変わらへん!
そんなもんは、ほっといて「自分の幸せ」優先したほうが賢いで!
と考えます。
すると、嫌悪感や怒りから激しい感情が抜け落ちて、別の種類の感情(たとえば「残念な感情」)に変化します。
目の前の人物やものごとは「自分の幸せ」には全く関係のないこととして、割り切れるようになれます。
また、他人に嫌悪感を抱いた場合には
- その嫌悪感は自分への嫌悪感でもある
- 自分にも似たようなところがあることを無意識に感じている
可能性(投影)も無きにしも非ずなので、
嫌悪感を露わにする前に、冷静に考えるのもひとつの方法かもしれません。
ふくカエル
そうすると、感情に走って激怒することが、自分勝手であることに気づいて歯止めがかかります。
ふくネコ
投影:自分に「嫌悪する衝動や資質がある」ことを認めたくない(否認)ときに、自分自身を守るために他人に「同じ嫌悪する衝動や資質」を見い出して、嫌悪することです。
たとえば、おぞましい感情を抱きそうになったら
- 「過ち」や「失敗」
- 自分が他人を傷つけたこと
- 他人から自分を傷つけられたこと
など、自分の嫌な記憶と共におぞましい感情を抱きそうになったときは、次のように工夫してみます。
もうこうなったら、「自分の幸せ」を一心に祈る
ことにします。
自分の中に湧き出てくるおぞましい気持ちを力強く一切無視します。
ふくカエル
ふくネコ
どれだけ、ここで踏ん張ってこのような感情を無視できるかで、今後の自分のあり方が変わってくると思います。
そやから、
もし、今あなたが苦しでいたら、
少しでも参考にしてほしいです。ほんま、楽になれますうように。
ウチ、祈っとうよ。
たとえ、感情を呼んだとしても
たとえ
- 感情を呼んでしまった
- 感情にちょっと走ってしまった
としても大丈夫です。
もうダメだと思わずに、次のように思ってみます。
・・・と、
今、思ってみただけや~~ん!
ふくカエル
- 「今からでも遅くない!」
- 「感情に走りそうなったのは、ほんまに悪い冗談や!」
と考え直して、これ以上感情に走らないように工夫してみます。
冗談やん!冗談や!
ちょっと今、思っただけやん!
もっと「自分を幸せ」を
大事にしなアカンで!
感情に囚われて時間をムダに費やすよりも、
- もっと自分が楽しくなること
- 幸せになること
に時間を使った方がいいとほんまに思います。
でも注意すること
でもです。ここで注意することがあります。
それは、自分が感情に走らないようにするために自分の肉体を傷つけないことです。
これだけは止めといて欲しいねん。
やったらアカン!
実はです。ウチ(訳:わたくし)は一度だけみたことがあるのです。
自分の怒りの感情を呼び出さないようにするために、自分の頭部を壁に打ち付けている人です。
ふくカエル
それでなくても、ただでさえ自分の肉体は、日々の暮らしの中で大きなダメージを受けていることが多いです。
ふくネコ
(自分の精神的なダメージを一気に引き受けてるのは、紛れもなく自分の肉体だからです)。
「幸福論」【不安や感情】自分の身体の役割を知ると、身体に対する考えが変わるよ。
ふくネコ
自分の幸せをつくり出すのも、自分の肉体がないとダメなことに早く気づいて、自分の肉体を大事にしてほしいです。
肉体があるからこそ、
幸せに気づくし、その美しさに感動します。
観て、聞いて、嗅いで、味わって、触れて実感できるのやと思うのです。
そうすると、どうなるのかな?
感情を阻止できる
まず、どんな緊張状態に陥っても「自分の幸せ」を考える能力を発揮でき、感情に走るのを阻止できるようになります。
感情をコントロールする能力になる
次に、この「自分の幸せ」を考える能力が、自分の感情をコントロールする能力の一部になります。
実は、感情をコントロールするには、
感情そのものをコントロールするのではなく、
自分の幸せそのものを強く意識すればいいのです。はい。
自分の幸せを強く意識すれば、間接的に感情をコントロールできることになるのです。
ほんまにビックリやで!
さらに、コツを身につけられる
さらに、「自分の幸せ」を考える能力を身につけることで、同時に「自分の感情をコントロールする能力を発揮できるコツ」を身につけられます。
このコツは
ほんまに役立つ知恵になるで!
幸せは恩恵じゃなく、平和そのものに気づく
賢人が言ったように、幸せは平和のたまものではなく、幸せは平和そのものなのだから。
そして、幸せは「平和になった結果」として与えられる恩恵ではなく、
幸せになることが、すなわち「平和である」
ことに気づきます。
「自分の幸せ」を考えれば、心が自然と平和で穏やかな状態になることを実感できるからです。
ふくカエル
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(アラン「幸福論」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 不安と感情について」
「No.40 感情に走らない 2」
になっています。
お持ちの本とあわせて、ご覧いただけると本当に嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな考え方」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 感情に走りそうなときに、まず考えて欲しいことは「自分の幸せ」です。
- 「自分の幸せ」を考えることで大きな気分転換になり、クールダウンできるからです。感情に走りそうになった状態が非常にアホらしくなります。
- 具体的には、自分の幸せを具体的に考え、幸せにある資格や能力が備わっていることを常日頃から強く意識します。
- すると、どんな緊張状態でも「自分の幸せ」を考えられる能力を発揮できるようになり、この能力が自分の感情をコントロールする能力の一部となります。
ウチも、「自分の幸せ」を考える癖をつけようと思います。
そやから、決意表明のためにTwitterしてみてん!
「よっしゃ、幸せになったる!」
と普段から考える癖をつけることにしてん。頭がカッカ、心臓がドキドキ
今にも感情が爆発しそうなときに「ここは爆発より幸せやで!」と気づけたら
感情をセーブできるもん。それに、この癖は、いずれ感情をコントロールする能力の一部になることに気づいてん。 pic.twitter.com/KBxFWGfY5R
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) March 22, 2021
今回の方法とは別に、他の方法も考えてみました。
ふくカエル
ふくネコ
よろしくお願いいたしやす。
ご興味のある方はこちらへ!
「幸福論」【不安と感情】トラブルを避けたいときに、心がけること。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。