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希望や絶望を舐めちゃダメだよ。
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第3章 人生について」
「No.87 希望を持ちつづける」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
希望を持ちつづける
絶望も、希望も、雲がかたちを変えるよりも早く、人から人へと転じていく。
アラン先生「幸福論」より引用
感情は隠しても伝染する!
自分の気持ちや感情は、自分が予想する以上に他人に伝染します。
ふくカエル
どんなに隠していても、言葉の端々に態度に仕草に見え隠れしているのです。
それが、「相手への絶望」だったりするとたちが悪くなります。
ふくネコ
ヘタしたら、自分だけが「隠しおおせている」と思ってるだけで、周りの人達全員が気づいているという状況になるのです。
ふくカエル
カエル風アラン先生の言葉
このような状況に悩んでいるときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
ほんまやねん。
感情というものは
あっという間に伝わるねん。
それも人から人へと
ドンドン広がっていく。
だから、よ~く考えた
ほうがいいねん。
絶望するのとか~。
希望を持つとか~。
そんなんどっちでも
いいんと違う?
な~んて舐めとったら
エライ目にあうで。
なぜ、舐めちゃダメなのかな?
人から人へと伝染するから
「希望」も「絶望」も人から人へと本当に伝染するからです。
本人が予想する以上に広がりますし、びっくりするほど早く伝わります。
えっつ!なんで知ってるん?
ってなこと、よくある。
舐めとったら、恥ずかしい目にあうのです。
とくに「絶望」は早いから
とくにです。
「絶望」は、あっという間に伝わります。
「絶望」に「恐怖の感情」や「嫌悪感」がセットされると、とんでもない早さで伝わるのです。
ふくカエル
ふくネコ
舐めとったら、慌てふためきます。
相手の態度を変化させるから
そして、「希望」や「絶望」は、相手の態度を変化させるからです。
ふくカエル
たとえば
こちらが良好な人間関係を「希望」していれば、
相手はこちらの雰囲気を察知して、
好意的になり、なるべく誠実な態度に変化することが多いです。
自分が「この人は信頼できる!」と希望を持てば、
相手に、信頼感や安心感を与えて、
相手から、友好的や親和的な気持ちを引き出すことができます。
よほどの悪人でなければ、相手は誠実な態度をとってくれます。
逆に、
こちらがこれからの人間関係に「絶望」していれば、
相手はこちらの雰囲気を察知して、
敵対心を持ち、態度を硬化させることが多いです。
自分が「この人はダメな人だ!」と決めてかかれば、
相手に、不信感や敵対心を与え、
相手から、嫌悪感を引き出すことになるのです。
相手に邪(よこしま)な気持ちを抱かせ、態度がよそよそしくなります。
とにかく、舐めとったら、人間関係で悩むことになるのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
だったら「希望」を持つ!
「希望」や「絶望」が相手に直ぐに伝わり、いろいろと相手の態度が変化するのであれば、
マイナスの影響を与える「絶望」よりも
プラスの影響を与える「希望」を持つようにします。
それには、意志の力をもつ
「希望」を持ち続けるには、
「ぜったいに希望を持ち続けるぞ!」という意志の力を持つことが大事です。
世の中は「自分の思い通りにならないこと」が多いのもまた真実であり、
ふくカエル
「希望」を持ち続けるのはむずかしいからです。
だから、意志力が強いと
持ち続けることができるねん!
相手にどのように伝わるのかを考える
この際に注意することは
「希望」や「絶望」が、「一体何を相手に伝えるのか?」を考えることです。
ふくカエル
「希望」は、親愛の情など「プラスの感情」が相手に伝わります。
この「プラスの感情」は
相手に喜びをもたらし、
人間関係が良好なものとなります。
逆に、「絶望」を持てば、嫌悪感など「マイナスの感情」が相手に伝わります。
この「マイナスの感情」は
自分にまるまる跳ね返ってきて、
「マイナスの感情」が強化し、いささか面倒なことになります。
「絶望」はなるべく捨てるようにする
さらに気をつけることは、「絶望」はなるべく捨てるようにすることです。
「絶望」は一度持つと、なかなかリセットできない感情だからです。
ふくカエル
何よりも厄介なのは、「絶望」は、「より強力な感情」を作り上げることです。
「相手の許せないところ」や「相手の間違い」を必要以上にこだわり、神経質に探し続けることになります。
たとえば、嫌な人のことを考えると
さらに嫌な気持が強くなるのです。
嫌な気持で、嫌な人の「実際の姿」を見ていると、
その人の仕草や態度が鼻につき、鳥肌が立ち、
さらに嫌悪感が強くなるのです。
こうなると、気が狂いそうになるくらい嫌いになるのです。
という感じです。
なので、「ぜったいに絶望は持たないぞ!」という意志の力を持つことが大事なのです。
ふくネコ
拙者、断ち切るでこざる!
そうすると、どうなるのかな?
平和や正義を作り出せる
「希望」を持ち続けると、平和や正義を作り出せます。
ふくネコ
平和や正義という言葉は、いささか仰々しい言葉ですが、
「希望」を持ち続ければ、
「誠実」「善意」といった平和な感情を
自分だけでなく、周りの人達から引き出すことができるのです。
たとえば、人は期待されると、
- その期待に応えよう
- 誠実になろう
と「やる気スイッチ」が入るものです。
さらに、「希望」を持ち続ければ、
悪いことはできないなといった、正義心を引き出すことができます。
ふくカエル
たとえば、人は、自分の接する相手が次のような人物であれば、
- 約束は必ず果たす
- 秘密は破らず、必ず守る
- 時間を厳守する
自分もこのルールを厳守しようと正義の心が出てくるものです。
人間関係が良好なものになれば、正義もおのずから通用する関係になれます。
まとめてみたkerokero
- 「絶望」も、「希望」も、すぐに伝染します。
- 自分の「絶望」は、相手から「よこしまな悪意」を引き出します。
- 一方自分の「希望」は、相手から「誠実さなどの善意」を引き出します。
- 「絶望」も、「希望」も、自分の「意志の力」をうまく利用できれば、捨て去ることも、持ち続けることもできます。
- 「希望」を持ち続けると「自分の人生」が「平和と正義」に満ちあふれます。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。