言葉を厳選してみたよ 28
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第5章 人とのかかわりあいについて」
「第6章 仕事について」
「言葉を厳選してみたよ」
今回は、
今回は、アラン先生の「幸福論」の第5章136~138 第6章139~140について、
ふくカエルの独断と偏見で「これだ!」と思った「アラン先生の言葉」を選びました。
その言葉に対して、自分の考えをお伝えするというスタイルにしてみました。
ふくカエル
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
136.礼儀正しさを学ぶ 7
アラン先生の知恵とは?
礼儀作法とは、感情にじかに対抗する一種の鍛錬にすぎないのである。
【根拠はこれなの!】
礼儀正しいということはつまり、あらゆるしぐさ、あらゆることばを通じて、次のことを伝えているのである。
「いらいらしないようにしよう。人生のこの瞬間を台なしにしないようにしよう」
実は、鍛錬!
実は、礼儀作法を身につけるとは、一つの鍛錬なのです。
鍛錬とは、
自分の能力をレベルアップするために
訓練(トレーニング)を積んで、腕を磨くことです。
礼儀作法を何度も何度も訓練(トレーニング)することで
どんなに自分が感情的になったときでも、
その感情に自分が引きずられることなく、常に冷静さをキープして、礼儀正しく振舞える能力やスキル(技術)を手に入れることです。
すると、こんなことができる!
礼儀作法を何度も訓練して、能力やスキル(技術)が身につくと、すごいことができます。
こんなことです!
身体が勝手に反応するようになる!
ふくカエル
内心では、はらわたが煮えくり返るほどの怒りで動揺していても、
そんな自分の気持ちとは関係なく、身体が勝手に反応して、表面的には礼儀正しく振舞えるのです。
ふくネコ
ふくカエル
そうすると、イライラを封じ込める
そうするとです。
どんなときでも、自分のイライラを封じ込めます。
人生を台なしにせずにすむ
さらに、イライラを封じ込めるられると、自分の人生を台なしにすることもなくなります。
生きていると、どうしても人から挑発を受けてイライラしたり、
自分の不運に負けそうになってイライラすることが出てきます。
このようなイライラは、自分の人生に害をもたらすことがあるのです。
ふくカエル
後から後悔することは出来るだけ避けたほうがいいに決まっています。
後から後悔しそうなことは、
どんなに感情的になっても、礼儀正しい言葉と身のこなしで、ピンチをしのぐのが正解なのです。
ふくカエル
ふくネコ
その時は、
結構ツライかもしれんけど。あとで、
ほんまによかったわ!
と思うねんで。
137.ありのままを求める
アラン先生の知恵とは?
ありのままを求める
【根拠はこれなの!】
人と人とのかかわりあいにおいて、お互いがお互いから期待できる、ただひとつの手助けーそれは、相手の存在を認めて、その人が本当にその人自身であることだけを求めることである。
ありのままを祈ること
アラン先生は、
「正真正銘の愛」とは、相手にありのままでいて欲しいと祈ることだと言っています。
ええねんで、君は、
そのままでいてくれたらいいねん。
僕はそんな君がすきやねん。
ありのままでいて欲しいねん。
ってな感じです。
ふくカエル
ありえへんやろう?
でもです。
わたしは正直言うと、
こんなん、
出来るわけないやろう?むりすぎるやろう?
と、思うわけです。
なぜなら、人は思い通りにしたがるから
というのは、人は、どうしても相手を自分の思い通りにしたがるからです。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、「やきもち」や「嫉妬」などが典型例です。
「やきもち」や「嫉妬」は、そのうち必ず反発や衝突を繰り返すようになります。
だから、世の中は、お互いが相手に「ありのままでいて欲しい」と祈るカップルよりも、不平不満だらけのカップルが多いと思うのです。はい。
不平不満だらけのカップルって、
石投げたら当たるで。と、あたしゃ思うねんよ。
でも、誰でもできる!
でもです。
これが、
誰でもできるそうです!
それも、あることに気づくと、あっという間に誰でも「ありのままでいて欲しい」と祈るようになるらしいです。
誰でも、正真正銘の愛を相手に与えることができるのです。
あることとは、これ!
あることとは、
相手も自分も、突然死ぬかもしれない
ということです。
この世には、ある日、突然襲ってくる「永遠の別れ」があることに気づくと、途端に相手の存在が愛おしくなるのです。
ひょっとしたら、
あたしって今日死ぬかもしれへん?ひょっとしたら、相手が
帰ってこないかもかもしれん?
ということに気づくと、
自分にとっては、
- 相手は、かけがえのない存在である
- 相手の欠点など至らないところ全てが愛おしいものである
ことが、がつん!と分かるのです。
このことは、一度でも、親しい人が亡くなることを経験したことがある人なら分かると思うのです。
ふくカエル
ふくネコ
だから、意識して暮らす!
だからです。
次のようなことを常日頃から意識して暮らすのがいいです。
- 突然襲ってくる永遠の別れがあること
- 今あるお互いの存在は、実はとても奇跡的なものであること
- 何気ない日々の暮らしが、本当に貴重なものであること
これらのことを少しでも意識して、暮らすことができると、
お願いだから、
そのままでおって欲しい
と、自然と思えるようになります。
さらに、この祈りが、どんどんと正真正銘の愛になります。
たしかに、いつも永遠の別れを意識することは、なかなかできないことです。
でも、お互いの存在は奇跡であること、日々の何気ない暮らしがとても貴重なものであることだけにでも意識できると、正真正銘の愛に気づきます。
ありのままでいて欲しい!
という気持ちが芽生えたのなら、
それは、正真正銘の愛です。
知らんけどな、そうやねんで。
138.束縛しない
アラン先生の知恵とは?
束縛をとこう。自由にさせよう。恐れるな。
【根拠はこれなの!】
完全なもの同士が反発することはありえない。衝突するのは、不完全で不道徳なものだけ。不安がこの顕著な例だ。
ついつい、束縛してしまう
相手を自分の思い通りにしようとして、ついついしてしまうのが束縛です。
なぜなら、束縛は非常に簡単に相手の言動を抑え込み、自分のものにできるからです。
でも、束縛はアカン
そやけど、
束縛はアカンねん!
束縛はダメなのです。
相手の自由を束縛することほど、馬鹿げたことはないし、あらゆる愚かな行為のはじまりになるからです。
どんどん横暴な態度や卑怯な手を平気でするような人間になっていきます。
自分の思い通りにならないと暴言を吐いたり、力でねじ伏せたり、相手の行動を監視したりするようになるのです。
ふくカエル
ふくネコ
横暴な態度や卑怯な手を使われると、相手はどんどん反発心や敵対心を募らせ、
当然のように気持ちが離れていきます。
なので、束縛を解く
なので、ここは思い切って束縛を解くことです。
相手の言動にどんなに執着しても、決してコントロールできないことを悟り、相手を自由にさせて、同時に自分の執着心をも捨てます。
そうすれば、反発心や敵対心が今以上大きくなることを避けられるかもしれません。
139.価値あるものを探し求める
アラン先生の知恵とは?
価値あるものを探し求める
【根拠はこれなの!】
自分が本当に望んでいるものを欲することは、時としてすばらしい人生のヒントになりうるのだ。
けっこう無頓着
自分が本当に何を望んでいるのか?
に、無頓着な人が多いです。
不満不平はすぐに思いつくものですが、本当のところ何を自分が一番望んでいるのかを正確に知っている人は少ないのです。
はて、自分は
一体どうしたいねん?と、真剣に考えると
分からなくなることが多い。
探し求めて、行動する
なので、ここは立ち止まって、
理屈抜きで、純粋に自分が望んでいることは何かを探し求めて、積極的に行動したほうがいいです。
すると、いいものに出会える!
するとです。いいものに出会えます!
それは、
人生のヒント
です。
実は、自分が本当に望んでいるものを探し求めることで、
- 自分の興味や好奇心がわくものは何なのか?
- 自分の集中力や持続力などの能力を引き出すものは何なのか?
- 自分の得意なことは何なのか?
- 自分のやりがいは何なのか?
- 自分が突き進むべき道はどれなのか?
など、自分にしか理解できない素晴らしい「人生のヒント」が見えてくるのです。
ふくカエル
ふくネコ
実は、ヒントの宝庫やねん。うひょ、ひょ、ひょ。
価値あるものを探すことになる
なので、自分が本当に望んでいることを探し求めることは、
たくさんのヒントが隠されている価値あるものを探し求めることになるのです。
今、迷っている人は
真剣に探すといいよ!
人生が開けるかもしれんで!
140.仕事は、自分に権限があるかぎりは楽しめる
アラン先生の知恵とは?
仕事はすべて、自分に権限があるかぎりは楽しめるが、従わなければならなくなるとおもしろくない。
仕事は二つに分類される
仕事は二つに分類されます。
- 楽しめる仕事
- 楽しめない仕事
です。
楽しめる仕事は、自分にある程度権限があり、自由に決めることができる仕事です。
一定の範囲で仕事を自由にすることができると、どんどんやる気が出てきて、仕事が楽しくなります。
反対に、楽しめない仕事は、自分には権限がなく、何も決められない仕事です。
日々強制的にノルマなどを課せられると、どんどんやる気が失せてきて、仕事がつまらなくなるのです。
なので、ある程度の権限があったほうが、仕事を楽しめることができます。
じゃあ、権限を持つにはどうする?
権限を持つには、仕事のスキル(技術)を身につける必要があります。
スキル(技術)を身につければ、周りから信用と信頼を集めることができるからです。
この信用と信頼が権限を手繰り寄せてきます。
こいつに仕事を任せても大丈夫だ!
信頼できる!
と、仕事について信用と信頼がどんどん集まれば、
徐々にですが、ある程度のことなら自由に決めることができる権限を託されるようになるのです。
それには、できるだけ長く続ける
スキル(技術)身につけ、信用と信頼を集めるには、できるだけ長く仕事を続ける必要があるのです。
スキル(技術)は、そこんじょそこらの努力や短時間では身につけることができないからです。
長く続けるために、バランスをとること
ふくカエル
ふくネコ
そこで、今やっている仕事をできるだけ長く続けるために、バランスをとるようにします。
バランスとは、仕事の上で、自分にとって「大切な要素」のことです。
たとえば、
- 仕事を自由にできる気楽さ
- 運動
- 仕事が暇なときにする楽しみ
- 収入
などです。
そして、
- 自分はどの要素が一番重要視しているのか?
- 自分の今従事している仕事には、どの要素が足りないのか?
- どこを満たせばいいのか?
などをいろいろと考えて、バランスをとるようにするのです。
そうすれば、あまり楽しめない、つまらない仕事でも長く続けられるようになれます。
まとめてみたkerokero
- 「幸福論」第5章「人とのかかわりあいについて」第6章「仕事について」から、テーマ136から140までをご紹介しました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。