自分の不幸を話さないこと
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第7章 幸福について」
「No.194 自分の不幸を話さない」
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
自分の不幸を話さない
「幸せに生きるコツ」のいちばんの決まりごとは、自分の不幸を、今のことであれ過去のことであれ、ほかの人にいっさい話さないことである。
アラン先生「幸福論」より引用
不幸な話をする人
世の中には、自分の不幸な話を自慢話のように話す人がいます。
あたしゃ、
こんな苦労してきたで!
ってな感じ。
また、他人の不幸な話に「蜜の味」を覚える人もいます。
あの人、不幸ですって!
あら~、いやだ!
面白いわあ~。
ってな感じよ。
不幸な話を取り立てる風潮もあるようです。
ところで、どんな不幸に
遭遇したん?
ってな感じやねん。
そやけど、
そもそも、
自分の不幸を話すって、
いいことなの?って悩むのです。
カエル風アラン先生の言葉
こんなときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
不幸な話をベラベラしゃべったら
最初は人を惹きつけるかも
しれへんけどな。
最初だけやで、
そのうち、無視されるで。
誰からも相手にされなくなるで。
自分の不幸な話は、
他の人に一切しゃべったら
アカンのやで。
なぜ、不幸な話はダメなのかな?
自分の醜さをさらけ出すことだから
実は、自分の不幸な話をしゃべることは、同時に自分の醜さをさらけ出すことになるからです。
笑いをとるためや、ウケのネタにするのはいいのですが、
じめじめ、こまごまと自分の不幸を経緯(いきさつ)を話すのは、
結局、自分の思い通りにならなかったことへの不平不満や愚痴をこぼしていることになるからです。
不幸な話の愚痴になると、えげつないほどしつこくなってきます。
本人は気づいてないのですが、何度も何度も同じことを話すのです。
周りの人は、同情しているので、
それ、4回目やで!
さっきも話したぞ!
しつこいで!ええ加減にせえや。
鼻、ほじりたくなるで。
とは言えないのでツライところです。
不幸な話は、堂々めぐりが多々起こります。
ふくカエル
悪臭が出る感じ
相手を悲しくさせるから
次に、不幸な話は、どんどん相手を悲しい気持ちにさせるからです。
一部の人(他人の不幸な話が大好きな人)を除いては、不幸な話を聞いて喜ぶ人はいません。
ふくネコ
たいがいは気分を害するのです。
相手を疲れさすから
また、不幸な話は、相手を疲れさすからです。
同情という「気づかい」は、とてつもないエネルギーを消費するからです。
どっと疲れさせます。
終いに、嫌悪感を持たれるから
何度も何度も、相手を
- 悲しくさせたり
- 疲れさせたり
すると、終いに嫌悪感を持たれてしまうからです。
ふくネコ
同情や共感を得るのは最初だけで、どんどんウンザリされて、人は離れていきます。
後で後悔するから
そして、平常心を戻したときに、後から後悔するからです。
自分の置かれた状況を冷静に見ると、失ったものが多いことに気づきます。
こんなに
失っとったんかい!
と驚くねん。
取り乱して自制心がなかった自分の体たらく(様子・姿)が、とにかく醜くて、恥ずかしかったことに唖然とします。
ひえ~!アカンで!
アカンがな~!頭いたいで。
また、自分の不幸な話が広く他人に知れ渡って、面白おかしく語られ、興味の対象になっていることに傷つきます。
いや~!やめて~!
誤解や、誤解!
もはや、自分の不幸な話や自制心を失った過去の自分は、消したくても消せない情報になってしまっていることに驚きます。
修復不可能ちゃうか~!
絶望的やんか!
そして、世間からの信用や信頼、プライドや自尊心を奪ってしまったことに気づきます。
ふくカエル
ふくネコ
うちもえらい目にあいました。
心やすく声をかけてきた人(高校の同級生)に、自分の今の気持ちを吐露して、ほんまに後悔したことがあります。
相手の親しげな態度に、つい学生時代の気分に戻って心を許してしまったのです。
ふくカエル
すぐさま、別の友人から「エライことになってるで!」と連絡を受けました。
うちが吐露した同級生は、とんでもない
スピーカ野郎
だったのです。
そらもう、あることないことも
ピーチクパーチクとやられました。
全員が不幸な話を知ることとなり、それは今でも大きなしこりになって残っています。
だからです。
絶対にしないほうがいいです!
不幸話は自分の恥ずかしい部分だと思った方がいいです。
自分の大事な「プライド」も「自尊心」も他人の評価の対象になってしまいます。
自分とは縁のゆかりもない人から「あなたはダメな人よ!こうしなさいよ!」なんて言われるのです。
本当に不幸に苦しんでいる時に、この仕打ちはツライです。
「自分から蒔いた種だ」とあきらめるしかないのですが、流石に心が傷つきます。
じゃあ、どうすればいいのかな?
一切しゃべらない
まず、自分の不幸な話は一切しないことです。
- 過去の話
- 現在の話
だろうが、(ウケ狙い以外は)絶対にしゃべらないことです。
どんなにしゃべりたくなっても堪えます。
自分の不幸な話に、群がってくる人の多くは「他人の不幸は蜜の味」であることに気づきます。
「ほんまにロクな人やない!」ということを肝に銘じておきます。
我慢する
不平不満を言いたくなっても、「これは、一時の感情だ」と我慢します。
一定の時間が経てば消えてなくなる感情だと認識します。
害にしかならないことに気づく
次に、自分の不幸な話は、他人にとって「害」にしかならないことに気づきます。
- 自分にとって、いずれは「自己嫌悪の素」になる
- 他人にとって、いずれは「不快の素」になる
この二つの点を頭の隅に叩き込んでおきます。
そして、自己嫌悪が非常に質の悪い感情であることをしっかりとイメージして、自制心を強くします。
自己嫌悪になると、
どうして、
あんな愚かなことを
しゃべったのだろうか?
と四六始終、苦悩しなくちゃならなくなります。
自己嫌悪は自暴自棄を引き起こし、自分を粗末に扱うようになります。
自分を傷つけるようになるのです。
不幸な話は、恥部だと思う
どうしても、話したくなったら、
不幸な話は、恥部だ!
と思うのがいいです。
こう思うと、自分から進んで話そうと思わないものです。
そうすると、どうなるのかな?
話さないほうが、早く治癒する
実はです。自分の不幸な話を話さないほうが、実は早く治癒するのです。
もちろん、精神的につらくなってしまったら、
然るべき医療機関に相談してカウンセラーを受けた方がいいです。
これは、他人に話すことで消費してしまうエネルギーを温存できるからです。
不幸に苛まれている自分を癒すためだけに、そっくりそのままエネルギーを使えるからです。
これが、早く立ち直るコツになるのです。
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幸せに生きるコツになる
次に、他人に自分の不幸な話を一切しゃべらないようにすることは、幸せに生きるコツになることに気づきます。
後から振り返ると本当に良かったと思える
それにです。
自分の不幸な話を一切しゃべらないようにすると、将来のある時点で振り返ると、
あああ!あのとき、
ほんまに言わんでよかった!
と心から思えます。
まとめてみたkerokero
- 自分の不幸話は一切話さないほうがいいです。
- 人を悲しませるだけです。
- 不快感を持たれてしまいます。
- それに害にしなかならないです。
- 不幸話を一切しないようにすれば必ず幸せになれます。
自分の不幸な話は、特殊な人にとっては「蜜」かもしれないですが、たいがいの人にとっては「毒」なのです。
害にしかならへんねんで。
それに、この手の「毒」は、「解毒」するには、とても長い時間がかかります。
それやし、「毒」やから多少の後遺症も出てきます。
信用、信頼を失うし、あの人は「めんどくさい人や」というレッテルも貼られることにもなるのです。
ふくカエル
そやから、絶対に「毒」はまき散らかさへんほうがいいと思います。
自分の不幸な話は「毒」やと思うと、話したい気持ちも失せてくるからお勧めです。
どんなに話したくなっても我慢できる人が、賢い人やし、幸せに生きれると思います。はい。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。